詳しくは後述しますが、旦那の浮気を許す割合は約15%程度というアンケート結果があります。現在旦那の浮気に悩んでいる妻は、浮気が事実であれば「許して夫婦関係を再構築するか」、「許さず離婚するか」などの選択を迫られます。
また、もしも浮気を許すのならば、さまざまなことに気を付けなければなりません。なぜなら、浮気を許して今までのように生活をしていると、再び浮気を繰り返す可能性があるからです。
そこでこの記事では、旦那の浮気を許す割合とその後の生活で気をつけることを紹介します。旦那の浮気で不安になっている方は、参考にしてみてください。
旦那の浮気を許す割合は3%?
オリコンニュースが実施した約700人の既婚者を対象にしたアンケートによると、パートナーの不倫を「許せる」と回答した割合はわずか3%となっています。
回答 | 割合 |
---|---|
許せる | 3.8% |
ばれなかったら許せる | 11.0% |
許せない | 51.6% |
わからない | 33.6% |
引用:【意識調査】パートナーの不倫発覚、“離婚する”派は約半数 回答結果に男女差なし
「バレなかったら許せる」と回答した人を含めると、不倫を許せる割合は約15%程度となります。このアンケートでは、年齢が若いほど不倫に対して許せないと回答しています。
また、許す許さないの割合に男女差はあまりなかったですが、不倫経験や不倫願望は男性の方が高く、やはり男性の方が「不倫をしたい」と考えている人が多いようです。
旦那が浮気をした場合、許すか許さないかはその時になってみないとわからないですが、世間体や経済面を気にして離婚を選択しない妻も多く見られます。
どちらにせよ大きな決断となるため、旦那の浮気が発覚した際には、知人や第三者に相談しながら今後について慎重に考えるようにしましょう。
【当サイトのアンケート調査】浮気を許す既婚者女性は39%
浮気調査のレシピでは、独自に「浮気をされたら許しますか?」というアンケート調査を200人に対して実施しています。このアンケートでは、浮気を許すと回答した女性は31%という結果になりました。
また、既婚者の女性だけに絞ると、49人の既婚者女性のうち18人(39%)が「浮気を許す」と回答しています。このアンケートでは、「既婚者の方が浮気を許す割合が高い」という結果になっています。
浮気は心情的には許せない行為ですが、実際には既婚者だと子どもがいたり、世間体があったりして「仕方なく許す」という方は増えるのではないでしょうか。
以下は、浮気を許すと回答した既婚者女性の意見です。
怒るなど自分が一番気が済む対応をしたあとで、なるべく冷静に対応する。(女性 30代 既婚者)
浮気する人は治らないと聞くので怪しい行動をしたらペナルティをとります。(女性 20代 既婚者)
私も好き勝手にさせてもらう(女性 40代 既婚者)
パートナーに浮気をした理由を確認し、今後は浮気をしないことを約束させます。(女性 50代 既婚者)
こちらが言うことは全部従ってもらう。(女性 40代 既婚者)
しょうがないと思って何も対応しない。(女性 40代 既婚者)
もっと詳しく見たい方は「浮気を「許す」と回答した割合は32%!男女200人に聞いたアンケート」の記事をご覧ください。
浮気発覚後の旦那の気持ちとは
浮気発覚後の旦那の気持ちは次の2つに分かれます。
- 再構築を望んでいる
- 浮気がバレたから離婚したいと思う人もいる
再構築をしたいと思う一方で、バレたことをきっかけに離婚をしたいと思う旦那もいます。旦那の気持ちがないのならば、夫婦としてやり直すことは困難です。やり直すためには、まず旦那の気持ちを把握していきましょう。
再構築を望んでいる
浮気発覚後、妻に悪いことをしてしまったと思うパターンです。このパターンは浮気相手の肉体に惹かれて、遊び相手だと軽い気持ちでしている方に多く見られます。
また、妻の悲しんでいる顔を見て、自分のしたことをとても反省する夫も珍しくはありません。とはいっても自分が浮気をして招いたことですから、自分勝手だと思う妻も多いことでしょう。
反対に妻側もやり直したいと思うのならば、「なぜ旦那が浮気をしてしまったのか」を一緒に考え、旦那の気持ちにも寄り添うことで夫婦関係を再構築していけるでしょう。
浮気がバレたから離婚したいと思う旦那もいる
妻への気持ちが冷めきっている、浮気相手に気持ちが惹かれている場合は離婚したいと思う旦那もいます。現在の妻と別れ、浮気相手と本気で交際・再婚したいと考えるパターンです。
このケースでは、長年妻に対して不満を抱えていたり、もう女性として見れなくなっていることも多く、夫婦関係を再構築していくのはとても難しいでしょう。
しかし、妻が離婚を望んでおらず、旦那に対して愛情が残っている場合は、旦那からの離婚請求を受け入れる必要はありません。不倫をした旦那は「有責配偶者」となり、有責配偶者からの離婚請求は原則認められないのです。
自ら不貞行為をした場合、原則、相手に離婚を求めることはできません。
不貞行為のような、自ら離婚原因となるような行為を行っている人を法律上は「有責配偶者」といい、原則として、有責配偶者からの離婚請求は認められません。
引用元:弁護士法人 法律事務所ホームワン
つまり、離婚するかどうかの決定権は妻が握っていることとなります。
反対に、不倫をした旦那を許さず、離婚を受け入れることも選択肢のひとつです。その場合は、妻は旦那と浮気相手に対して慰謝料を請求することができます。
旦那の浮気が原因で離婚する場合の慰謝料は100万~300万円程度です。決して低くはない金額ですので、今後の人生のためにも慰謝料請求を検討することをおすすめします。
旦那に浮気された後の生活で気を付けること
夫婦関係は二人で築いていくものです。浮気をした旦那が悪いのは大前提ですが、もしも今後良好な関係を築いていくのならば、自分のことも見つめ直さなければなりません。
ここでは、浮気された後の生活で気を付けることを詳しく見ていきましょう。旦那に浮気された後の生活で気を付けることは、次の3つです。
- 浮気を蒸し返さない
- いつも通りに振る舞う
- 自分にも非がなかったか考える
浮気を蒸し返さない
夫婦関係を再構築していくと決めた以上、浮気を蒸し返すのはNGです。浮気したのは夫ですが、浮気を蒸し返すと夫の居心地が悪くなり、再び浮気されてしまう可能性があります。
浮気されないためには妻と夫にとって居心地の良い家庭が必要なため、不用意に浮気を持ち出すのはおすすめしません。とはいっても、妻の気持ちも大事であるため、定期的にお互いの気持ちを話し合える機会を設けてみましょう。
いつも通りに振る舞う
浮気前と同じ態度で生活することによって、旦那が安らげるようになります。また、旦那自身もこれを壊さないようにしようと意識するようになります。
最初は難しいものの、できる限り普通を装って接するようにしてみましょう。
自分にも非がなかったか考える
浮気をしたのは旦那ですが、浮気に走ってしまった原因があるはずです。例えば「セックスレスで相手にしてくれなかった」「空気のように扱われて夫婦でいる感じがしなかった」というのが原因であれば、そこを解決する必要があります。
関係を再構築する以上、浮気した夫が全て悪いと片づけてしまっては、良好な関係を築くのは難しいでしょう。今後の夫婦関係を良好にするためにも、冷静に話し合って、取り組んでいくべきことを整理してみてください。
旦那の浮気を許したけど辛い、しんどい時の対処法
旦那の浮気を許したとしても、すぐに信頼できるわけではありません。おそらく、離婚したほうが良かったのではないかと悩む方もいるでしょう。その場合の対処法として挙げられるのが、次の3つです。
- 一旦距離を置くことも考える
- 趣味や仕事に没頭する
- 第三者に相談する
すでに旦那の浮気を許したものの辛いと悩んでいる方は、参考にしてみるとよいでしょう。
一旦距離を置くことも考える
感情が高ぶったまま物事を決めると、誤った判断をしてしまうことも多いです。その場の流れや雰囲気に流されないように、一旦距離をおいて自分の気持ちを整理してみましょう。
夫と本当にやり直したいのか、世間体でやり直したいと思っているのかなどと自問自答したり、休息をとったりすることで、冷静な判断ができるようになります。一旦距離をおいて、今後について改めて考えてみましょう。
趣味や仕事に没頭する
趣味や仕事に没頭することで、抱えていた辛い気持ちを解消できたり、一旦気持ちをリセットできます。最初は気が向かないものでも、趣味仲間や仕事仲間と共通の目標に向かっていくことで、気持ちが晴れるでしょう。
無理に趣味や仕事に没頭する必要はないものの、ずっと部屋に閉じこもっているのも辛いものです。たまには夫婦関係から離れて、自分の好きなことに集中できる時間を作ってみるのも良いでしょう。
第三者に相談する
第三者に相談することで、精神的に楽になるだけではなく、夫との関係を良好にするためのヒントを得られるかもしれません。夫婦関係に詳しいカウンセラーに相談すれば、浮気された時の対処法や気分転換の方法などを知ることができるでしょう。
反対に身近な人に相談してみることで、気持ちが軽くなることもあります。1人で抱え込まずに、周りの人に頼ってみるとよいでしょう。なお、夫婦カウンセリングの場合は夫婦で行くのがおすすめです。
まとめ
旦那の浮気は簡単に許せるわけではありません。再構築を選択したとしても、ふとしたことで不安になったり、また浮気をしているのではないか?と疑心暗鬼になってしまったりするでしょう。
しかし、そこで再び浮気を蒸し返して夫を責めてはいけません。再構築を選択した以上、夫にとっても自分にとっても居心地の良い家庭となるように、二人で協力していきましょう。