SNSを使っているところ

SNSは、リアルやネット上の知人と近況を報告し合うだけではなく、浮気相手を探すためのツールとしても使われることがあります

こちらの記事では、SNSを使った浮気調査の方法や、SNSの浮気調査をする上で知っておきたい注意点などを解説していきます。

SNSで得られた情報が直ちに浮気の証拠になるとは限りませんが、配偶者に問い詰めたり探偵に依頼する際の情報にすることもできます。

ぜひ参考にしていただき、浮気をハッキリさせるための第一歩としてSNS周りを気にかけてみてください。

SNSで浮気相手と出会った人は多い

結論から言うと、SNSを使って浮気相手と出会う機会は増えていると考えられます。小学館の雑誌「サライ」の記事によると、浮気経験者が浮気相手と出会うきっかけになったシーンは次の順で多くなっていました。

  1. 職場(29.5%)
  2. 友人・知人の紹介(12.5%)
  3. 飲み会の場(11.7%)
  4. SNS (10.7%)
  5. マッチングアプリ(10.2%)

知人の紹介や飲み会などのリアルな出会いと同等に、SNSでの出会いが増えていることが分かります。 SNSで浮気相手を探しやすい理由としては、リアルの知人よりも割り切った関係の相手を探しやすいことが挙げられます。

同僚や知人との浮気であれば、浮気発覚後に泥沼化することが多いですが、SNSで知り合った相手であれば、いざとなればすぐに関係を断つことができます。

また、配偶者にとって浮気相手の情報も不足しがちで、「浮気がバレにくい」「相手を特定しにくい」などの特徴もあります。

浮気用の連絡手段としてよく使われるSNS

浮気をする人は、どのSNSを使って浮気しているのかをご紹介します。世の中にはさまざまなSNSで溢れかえっていますが、それぞれの特徴を活かした浮気での使われ方がされているようです。

一般的に普及しているSNS

  • LINE
  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • TikTok

これらの主流なSNSをそのまま使って浮気相手と連絡を取っている人もいます。DM (ダイレクト・メッセージ)を使えば、浮気相手とこっそり連絡も取り合えるため、連絡手段としてSNSを活用している人も多いでしょう。

また、匿名性が高いSNSであれば、裏アカウントを作って浮気に関する投稿や連絡を取っている場合もあります。

浮気目的が多いSNS

  • Viber
  • カカオトーク
  • WhatsApp

これらのアプリは海外では主流のSNSですが、日本国内では男女の出会い目的で使っている人も多いです。

普段、外国人と連絡を取らない方が、これらのアプリをインストールしていた場合、浮気のために使っている可能性があります。また、SNSとは少し違いますが、マッチングアプリを使って浮気相手を探す人もいます。

【関連】
カカオトークが浮気用の連絡手段として使われる理由
マッチングアプリで浮気相手を探す理由や浮気の確認方法

カモフラージュ用のSNS

  • ChatWork
  • Slack
  • Skype

普段使っているLINEなどで浮気相手と連絡を取ると、浮気がバレてしまう可能性が高いです。そこで、カモフラージュとしてビジネス向けSNSで浮気相手と連絡を取り合っている場合があります

他にも、あえてビジネス用のGmailなどで連絡をしていることもあります。浮気を疑った場合には、普段使っている連絡手段をチェックするだけでは不十分なのです。

さらに、警戒心が高い人は、浮気相手の登録名や文面なども仕事を装った内容にしており、一見して浮気相手との連絡だとは悟られないように対策している場合があります。

SNSを使って浮気調査する方法と注意点

パートナーがSNSを使って浮気をしている可能性が高い場合、なんとかして浮気の確証を取りたいと考えることでしょう。

こちらでは、SNSから浮気を発見する方法をご紹介します。また、SNSを使った浮気調査は、違法行為に該当したり、浮気の証拠としては不十分だったりすることも多いです。注意点も併せてご説明します。

相手のSNSに勝手にログインする|違法行為になりやすい

SNSで浮気をチェックする方法として真っ先に考えるのが、パートナーのSNSに勝手にログインして確認する方法でしょう。

結論から言うと、勝手に人のSNSにログインする行為は違法行為になりますので、止めておきましょう。人のSNSに勝手にログインする行為は、「不正アクセス禁止法違反」に該当し、3年以下の懲役または100万円以下の罰金を受ける可能性が出てきます。

れっきとした犯罪行為ですので、たとえ夫婦の浮気調査のためであっても不正アクセスをしてはいけません。(参考:不正アクセス行為の禁止等に関する法律|総務省

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相手の裏アカを特定してみる|見つけにくく浮気の証拠とは不十分

浮気目的でSNSを使っている人は、裏アカウントを作っていることも多いと考えられます。共通の知り合いや電話番号検索、投稿内容などから、怪しいアカウントが出てこないかを探ってみましょう

裏アカを特定できるようなサービスもありますが、本当に特定できるかは不明で、あまりおすすめはできません。また、裏アカが特定できたとしても、それが浮気の証拠にならないことも多いです。

浮気の証拠にするためには、配偶者以外の異性と肉体関係があったとわかるやり取りでないと不十分ですが、SNSだけでその内容まで探し出すことは難しいでしょう。

別アカでアプローチをしてみる|浮気している証拠にはできない

匿名性の高いSNSを使えば、実際に会ってみるまでどのような人と連絡を取り合っているのかは分かりません。SNSの匿名性を利用し、別人になりすまして、パートナーを誘い出すような人もいるようです。

パートナーが異性からの誘いに簡単に乗ってしまうようであれば、普段から浮気をしている可能性も高いと考えられます。ただし、誘いに乗ったからといって、他で実際に浮気をしているとは限らないので、浮気の証拠にすることはできません。

また、パートナーを疑う気持ちが強くなるだけで、精神的にも不健全と言えるでしょう。そんなことをするくらいなら、身近な変化をしっかり察知して、怪しい部分をしっかり記録しておく方が浮気の証拠にすることができます。

各SNSの浮気調査の方法

こちらでは各SNSを使った浮気調査の方法をいくつかご紹介します。やり方によっては浮気に関する情報が出てくるかもしれません。ただ、上記でもお伝えしたように、浮気の決定的証拠としては不十分です。

あくまでも浮気している疑いを強めるためのもので、浮気調査を依頼する際の情報に使ったりできる程度です。また、SNSで浮気を見つけられたとしても、いきなり問い詰めるのではなく、「この情報をどう使えるか」を弁護士や探偵に相談してみることをおすすめします。

Twitter

アカウントの特定

  • 連絡先の同期を行う
  • Twitter内検索やツイプロを使ってキーワード検索する
  • フォロワーを確認する

Twitterで浮気調査する場合は、アカウントの特定からする必要があります。上記の方法によってパートナーの情報が出てこないか探してみましょう。

浮気情報の確認

  • 投稿内容を確認する
  • フォローしてリプライやリツイート、いいねを確認する
  • 投稿内容の位置情報を確認する

怪しいアカウントが見つかった場合、過去の投稿やフォロワーとのやり取りなどから、浮気に関連しそうな情報がないかを探ります。

Facebook

Facebookは基本的に実名で登録するSNSですので、比較的簡単にターゲットのアカウントは見つけられるでしょう。一方でこちらの情報も伝わりやすいので、観覧やフォローするアカウントには気をつける必要があります。

偽名での登録はFacebookの規約違反になりますので推奨できません。ただ、主にお店やWEB情報を登録する「Facebookページ」を利用すれば、本名以外の情報が大きく出てくるので、相手から特定されにくくなります。

また、登録名は漢字よりもアルファベットで登録しておいた方が、パッと目に入った時に気付かれにくくなります。ターゲットのアカウントを知ることができたら、過去の投稿内容や頻繁にコメント・いいねなどをしている友達を探ってみましょう。

インスタ

インスタの投稿を見るためにはアカウントが必要になりますので、まだアカウントを持っていない方は先にアカウントを作成しましょう。インスタは匿名でのアカウント作成が可能なので、相手にバレずにアカウントを作ることは簡単です。

ただし、連絡先の同期をONにしていると、共通の知り合いとして出てきてしまう可能性があるので注意しておきましょう。インスタで浮気の情報を探るには、他のSNSと同様に投稿内容やコメント、頻繁にいいね等のやり取りをしているフォロワーを見つける方法があります。

また、投稿から24時間で消えるストーリーは、証拠隠滅にもなりますので、浮気を匂わせる投稿がされている可能性もあります。万が一怪しいストーリーを発見した場合には、あなたのスマホを使って投稿を録画しておくようにしましょう。

SNSの浮気調査でよくある質問

最後に、SNSを使った浮気調査でよくある質問にお答えします。

探偵にSNS調査を依頼することはできる?

結論から言うと、依頼できる可能性もありますが、ほとんどの探偵では対応が難しいと考えられます。探偵が、SNSの投稿内容からターゲットの行動を予測し、浮気調査に役立てることはあります。

ただ、すでに分かっているSNS情報を参考にするだけで、1からSNSを調べることはあまりありません。インターネット関連の調査に力を入れている探偵であれば、依頼を受けてくれる可能性もありますが、そのような探偵は殆ど見かけません。

SNSで浮気が発覚したらどうすればいい?

パートナーのSNSから浮気が発覚した場合、まずはスクショして証拠を残しておきましょう。スクショしておくことで、証拠隠滅のために削除されても大丈夫ですし、後から言い逃れされることを防げます。

浮気の証拠を確保できれば、パートナーを問い詰めたり、浮気相手に慰謝料請求をすることも可能です。ただし、内容によっては浮気の証拠として不十分な可能性があるため、行動に移す前に一度弁護士や探偵に相談されることをおすすめします。

一方で、パートナーのSNSアカウントを使って勝手に浮気相手と連絡を取ることはNGです。不正アクセス禁止法違反やプライバシー権侵害などのトラブルに発展して、余計に問題が大きくなる可能性が考えられます。

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浮気相手のSNSを特定する方法はある?

浮気相手のSNSアカウントを探す方法も、上記でご説明した方法で探していきます。ただし、配偶者よりも情報が不足していますので、アカウント探しは難航してしまうでしょう。

配偶者のアカウントから、怪しいフォロワーを絞り込んでいく方法がおすすめです。場合によっては配偶者に直接聞いた方が手っ取り早いこともあります。

この場合も、証拠不十分であれば言い逃れされる可能性があるので、しっかり事前準備をしておきましょう。また、浮気相手のSNSアカウントが分かったとしても、本名や住所まで分からないことがほとんどでしょう。

浮気相手の詳細が分からなければ、浮気相手に対する慰謝料請求もできません。この場合、「弁護士照会制度」によって、浮気相手の個人情報がわかる可能性があります。どうしても浮気相手の個人情報まで特定したい場合には、弁護士への依頼も検討しましょう。

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まとめ

SNSの利用が当たり前になった現代では、SNSを使った浮気も増えてきました。配偶者が普段使っているSNSを見てみることで、浮気相手と思われる人物と親しくしている投稿やコメントが見つかるかもしれません。

ただし、得られる情報は「誰と親しくしているか?」「どのようなやり取りがされているか?」程度の情報がほとんどでしょう。これだけでは浮気の証拠とまでは言えません。

慰謝料請求や離婚などを考えている方は、もう少し確実な浮気の証拠が必要です。そのような場合には、探偵に依頼して証拠を確保することも検討しましょう。