写真を撮る興信所の調査員

大切なパートナーが浮気をしているかも、と思っても具体的な証拠が掴めていない方は多いのではないでしょうか。

慎重にスマホを見ようとしてもロックがかけられていたり、出張のアリバイも上手だったりすると、決定的な浮気の証拠を掴みにくいでしょう。

そんな時に活躍してくれるのが「探偵事務所」です。探偵事務所は、浮気調査のプロフェッショナルとして、浮気の証拠を掴むための調査をしてくれます。

しかし、普段の生活の中で探偵と関わることは珍しく、一体どのぐらいの費用が必要なのか想像しにくいでしょう。そこで、今回の記事では浮気調査の費用にスポットを当てて詳しく解説します。

浮気調査ってこんな安いの?

浮気調査はすごい高いイメージがありますが、街角相談所という探偵マッチングサービスを利用すれば、調査費用が最大40%割引になります。短期間の調査などであれば、想像以上に費用が安く済むことも。

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浮気調査の費用相場は1時間15000円~25000円

消費者が安心して探偵を利用するために設立された「一般社団法人日本探偵業協会」では、浮気調査に関する費用相場についてもアンケート結果の方式で公開しています。

調査員2名あたりの1時間の料金アンケート
料金 回答割合
2万~2万5千円未満 36%
1万5千~2万円未満 28%
1万~1万5千円未満 24%

参照:調査料金や費用の平均相場の水準について|一般社団法人日本探偵業協会

浮気調査は気付かれにくいように2名1組のカップル形式で行われることが多く、1時間15,000円~20,000円程度が一般的な相場とされています。1名の単独調査だとこの半分程度(7,500円~10,000円程度)が相場です。

この費用は時間給ですが、これに成功報酬や実費(移動費や宿泊費など)が加算される場合もあります。

浮気調査の結果を離婚調停や訴訟、不貞行為に関する慰謝料請求に活用したい場合には、裁判所向けにも使用できる調査報告書の作成代も支払います。費用の内訳は以下で詳しく解説します。 

浮気調査にかかる費用の主な内訳

浮気調査にかかる主な費用の内訳は以下のとおりです。

調査料金

浮気調査の基本となる料金です。調査日数や時間がかかればかかるほど、費用は加算される仕組みです。

また、浮気相手との旅行を調査する場合は出張費、深夜や早朝などの張り込みは割り増し料金が加算されることが一般的です。業者によっては別途基本料金を請求する場合もあります。

【関連】探偵が行う浮気調査のやり方や調査でわかる内容

実費

実費とはわかりやすく言うと調査にかかった「経費」です。交通費や宿泊代、フィルムや音声データの作成代、ガソリン代などが請求されます。

調査報告書作成代なども実費に含まれます。調査報告書は裁判所向けの技術を要するため、作業手数料を請求することも多いでしょう。

成功報酬金

探偵事務所によっては「成功報酬制度」を導入しています。浮気の具体的な証拠が掴めなかったら調査料金をもらわない、という内容です。

一見安くお手頃に感じるかもしれませんが、調査開始時の着手金を高く設定している場合もあります。

成功報酬制は各業者によって考え方が異なるので注意しましょう。定額制のプランなら成功報酬金は不要です。

浮気調査における探偵事務所の主な料金プラン

探偵事務所における主な料金プランについて詳しく解説します。

時間制プラン

プランの1つ目は「時間制プラン」です。明朗会計になりやすいプランであり、全国の探偵業が多く導入しています。

1時間当たりの利用料金が設定されており、人数分と稼働時間を乗じて会計を算出します。浮気を行っている場所が特定されている方(例・相手方のマンションなど)は時間制プランがお得です。

時間制プランのメリット・デメリットは以下のとおりです。

時間制プランのメリット・デメリット
メリット 明朗会計
短時間の場合割安に調査が終わる
調査人数が少ないと安くなる
デメリット 長期間の調査の場合高額になりやすい
調査に要する人数が多いと費用が増す
実費が高額になることも

パック料金

料金制度の2つ目は「パック料金」です。この料金プランは、調査~報告までを一律料金で包括的に請求する仕組みです。時間を気にせず調査してほしい方にフィットするプランです。

パック料金のメリット・デメリットは以下のとおりです。

パック料金のメリット・デメリット
メリット 包括的に費用を請求してくれるので安心
調査時間が伸びても追加料金が基本的に発生しない
報告書や実費代も含んでいる
デメリット 調査が短時間で終わった場合には割高になる
事務所によってはパック料金プランが無い

成功報酬型プラン

3つ目は士業にも同様のプランがある「成功報酬型プラン」です。成功報酬型は着手金と成功報酬金の2本立てで費用が発生します。

成果がきちんと得られた場合にのみ、成功報酬金が発生します。浮気が断定できていない場合におすすめのプランです。 成功報酬型プランのメリット・デメリットは以下のとおりです。

成功報酬型プランのメリット・デメリット
メリット 調査が不調の場合には着手金のみの支払いでOK
浮気の有無に不安があっても探偵を雇える
デメリット 何をもって成功とするのか探偵業者によっては曖昧
成功報酬金が高額の事務所もある
成功報酬+時間制で非常に高額の請求になることも

探偵事務所は料金トラブルも多く注意が必要

探偵事務所を賢く活用して浮気の証拠をバッチリ掴みたいものですが、「探偵」に怖いイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。

実際に探偵事務所に依頼した後に、費用に関するトラブルが発生することがあります。一般社団法人日本調査業協会による「苦情件数統計」によると、料金や詐欺行為、解約時のトラブルなどが発生しています。

実際に起きている事例を紹介すると、調査報告書の形式が裁判所向けではないにもかかわらず、高額の資料作成代を請求されるケースなどもあります。

しかし、優良な探偵社は多く存在しています。料金トラブルを回避するためにも、安心して依頼できる探偵と契約を結ぶ必要があります。 

浮気調査の料金を安くするには

高額な費用がネックに感じる探偵の活用ですが、安く利用するにはどうすれば良いでしょうか。以下の2つのポイントで解説します。

1. 事前情報は多く渡しておくこと

依頼者が把握している情報をなるべく多く探偵社側に話すことで、プロである探偵は調査がしやすくなります。

配偶者の活動傾向や疑わしい時間帯、不審な領収書などを見せておくことで、活動日数が短縮でき、割安の調査費用で終えることが可能です。

【関連】浮気調査の費用は相手に請求できる?認められる金額と注意点

2. 見積もりを取得し、適正な業者を選ぶ

費用が大幅に安い探偵業者は、調査期間をいたずらに伸ばし、高額の成功報酬金を請求してくる可能性もあります。

複数社の見積もりを取得し、あまりにも安すぎる業者は避けましょう。見積もりを取得すると適正な価格帯がわかります。

浮気調査の費用でよくある質問

浮気調査を試してみたい…そう思っても探偵業は縁遠いものです。そこで、ここからは浮気調査の費用に関するよくある質問を紹介します。

探偵に1週間依頼したら料金はいくら?

探偵に1週間の調査を依頼した場合、費用はおおよそどのぐらいになるのでしょうか。結論から言うと「約30万~80万前後」が相場です。

探偵業者によって費用相場には開きがあるため、複数の業者に見積もりを依頼してみることがおすすめです。なお、この費用には実費も含まれています。

1日だけ依頼することはできる?

探偵には1日だけの調査を依頼することも可能です。すでに浮気相手との密会の日が特定されている場合などにおすすめです。

この場合、費用の相場は5万~15万程度の範囲内です。探偵を依頼するなら、密会の日程や旅行の日程など、疑わしい日のみを依頼すると費用を安く抑えることができます。

但し、遠方の旅行の調査を依頼する場合は出張費(日当の追加)や移動費が加算されます。

【関連】探偵の料金は1日いくら?1日だけと1週間依頼した場合の相場

まとめ

今回の記事は「浮気調査の費用」に着目し、相場や注意点なども踏まえながら詳しく解説を行いました。探偵への依頼に不安がある方は、ぜひ本記事を参考にしてから業者を選んでみてください。

また、探偵業者によっては裁判所向けの調査能力を有する実力派もいます。離婚や慰謝料請求も検討している場合には、費用だけでなく能力で探偵を選ぶことも大切です。