パートナーとの関係が悪化し、一度別居をして関係を見つめ直すのはよくある話です。一緒にいると冷静な判断ができないため、一度別居して冷静になりお互いを見つめ直す方もいるでしょう。
しかし、別居中は浮気する確率が高いと聞いて不安になる方も珍しくはありません。そこでこの記事では、別居中に浮気をする確率と、不貞行為の証拠を確保する方法について紹介します。
現在別居している、パートナーが確実に不貞行為をしていて証拠を掴みたいといった方は、参考にしてみてください。
別居中に浮気をする確率
結論から述べると、別居中に浮気をする確率に正式なデータはありません。しかし、一般的には浮気の確率は「約20%」とも言われています。
WEBメディア「Lovatomy」では、世の中のどれくらいの人が浮気をした経験があるのかを調査。一般男女800名にアンケート調査を行った結果このような割合に。
浮気経験がある:20.8%
浮気経験がない:79.3%浮気経験のある人が2割いるという結果になりました。
別居している夫婦の場合、同居中よりも自由に行動できる分、浮気はしやすい環境になります。そのため、上記の「20%」よりも高い確率にはなるでしょう。
また、浮気は相手の行動や仕草から発覚することが多いものの、別居中であればスマホの確認や行動把握はできません。浮気相手とのやり取り、自宅への出入りも簡単にできてしまいます。
これらを踏まえると、別居中に浮気をする確率の正確なデータは出ていないものの、同居よりも確実に浮気をしやすい環境だといえます。
別居中に異性と遊ぶのはダメなの?
別居中に異性と遊ぶのはダメなことではありません。なぜなら、不貞行為は異性との肉体関係を結んで成り立つものだからです。そのため、異性の交友関係を全て断ち切る必要はありません。
不貞行為(ふていこうい)とは、配偶者としての貞操義務違反行為(自由な意思に基づいて配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと)を意味する
引用元:不貞行為 - Wikipedia
しかし、健全な関係であっても、配偶者の誤解を招くこともあるため注意が必要です。例えば、パートナーが異性と二人きりで買い物や食事に出掛けていたら、不貞行為とは言えないものの良い気持ちにはならないでしょう。
夫婦関係を悪化させる理由のひとつとなってしまいますので、異性と遊ぶ際は同性の友人を交える、事前にパートナーの許可を取るといった配慮が必要になってきます。
別居中の夫の心理とは
別居中は相手と共有する時間が減るため、心理的な距離もできやすくなります。夫の考えていることがわからなければ、妻は二人の関係をどうするべきなのか不安になってしまうものです。ここでは、別居中の夫の心理についてみてみましょう。
別居のほうが楽
夫婦関係がギスギスしている場合、別居のほうが楽だと思うのはよくある心理状態です。夫からすれば、妻に今まで家事を任せていた分、ひとり暮らしになると大変だと思う方も多いでしょう。
しかし、夫が家事を負担に感じない、むしろ一人暮らしが楽な場合は、妻と別居した方が快適だと感じます。この場合は、「妻と一緒に暮らすのが辛い」と感じているため、関係を修復することは簡単ではないでしょう。
早く一緒に暮らしたいと思っている
今まで妻に頼っていた部分を1人ですべて行うことになったり、寂しいと感じたりすれば、再び一緒に暮らしたいと思っている場合もあります。
ひとり暮らしは他人に合わせる必要がないものの、もともと同居をしていれば寂しさを感じるのは当然です。寂しさから復縁を望む可能性が高いといえます。
自分を見つめ直している
自分のこれまでの行動や言動、態度を見つめ直すことによって妻と復縁することは可能か、もしくは離婚するべきかを考えているパターンです。
同居をしていると冷静な判断ができないため、別居をしています。いっときの迷いで離婚をすると後悔しかねないため、時間をかけて考えています。この場合、しっかりと夫婦で話し合い、お互いが歩み寄る姿勢を見せることによって、関係を修復できることもあるでしょう。
別居中の妻の心理とは
ここでは、別居中の妻の心理についてもみていきましょう。同じ状況であっても、男女の心理は大きく異なるものです。妻の具体的な心理についてみていきましょう。
解放感を感じている
女性は別居してすぐの状態は、大きくショックを受けている状態がほとんどです。たとえ、相手に不倫をされていたとしても、これまでのことからすぐに切り替えはできないものです。しかし数カ月後にもなれば、別居してよかったと感じていることでしょう。
浮気の心配をしている
浮気が原因で別居になった場合、浮気がまだ続いているのではないか、浮気相手と再婚を考えているのでは?と心配しています。先述したとおり浮気をされたとしても、急に気持ちが切り替えられるわけではありません。
「今までのことは嘘だったのか、本当に自分は二番目なのだろうか」などと考えてしまうのです。自分が別居を選択したとしても、夫の行動を把握できないためさらに浮気の心配をしてしまいます。
今後の生活を心配している
離婚を考えて別居を選択する場合、今後の生活を心配するのは当然のことです。例えば専業主婦で長い間仕事から離れていた場合、仕事や生活費といった現実的な問題に直面します。考えていくうちに「今後1人よりも、同居のほうが経済的に楽なのでは」と感じてしまいます。
別居中の浮気で慰謝料を請求できるケース
別居中の浮気で慰謝料を請求できるケースは、次の3つです。
- 別居期間が短い
- 単身赴任などの正当な別居理由がある
- 夫婦関係をやり直すための別居
夫婦生活が破綻していない場合、慰謝料請求は可能です。ここでは、それぞれのケースについてみていきましょう。
別居期間が短い
長期間の別居も夫婦関係が破綻している状態に該当するため、慰謝料請求が難しくなる可能性が高いです。長期間であるかどうかは婚姻期間によって判断されるものの、5年間が一つの目安になります。
夫婦関係の悪化等で別居し、かつそれが長期に渡る場合は夫婦関係が破綻していると認められる可能性が高いです。「長期」がどの程度かという明確な基準はありませんが、5年が一つの目安となります。
引用元:ミスター弁護士保険
しかし、正当な理由で別居をしており、定期的に会う機会を設けている場合は、夫婦関係の破綻に該当しません。
単身赴任などの正当な別居理由がある
単身赴任や里帰り出産などの理由で別居している場合は、夫婦関係が破綻しているとはいえません。なぜなら別居せざる得ない理由があるうえ、お互いに離婚の意志がなく同居の再開予定があるからです。
夫婦関係をやり直すための別居
夫婦関係をやり直すための別居は、お互い今後も夫婦生活を歩んでいく意思があるため、夫婦生活が破綻しているわけではありません。そのため、慰謝料請求が可能です。
しかし夫婦生活をやり直す意思がないとみなされれば、慰謝料を請求できる可能性もあります。
別居中に不貞行為の証拠を確保するには
慰謝料の請求を考えている方は、不貞行為の証拠を確保することが重要です。証拠がなければ、慰謝料請求が認められない可能性もあります。ただし、別居中に不貞行為の証拠を確保する際のポイントをご紹介します。
自分で証拠を確保するのは難しい
同居しているのであれば携帯や行動から証拠をつかみやすいものの、別居中は一緒に行動をしていません。そのため、別居中に不貞行為の証拠を確保することはとても難しいです。
自分で証拠を確保しようと行動に出てしまうと、かえって相手にバレる可能性があります。そうなれば、相手はより警戒しながら浮気を続け、証拠を消される可能性も出てくるため、自分で無理な調査を行うことはおすすめしません。
探偵に浮気調査を依頼する
探偵に浮気調査を依頼することによって、かなりの高確率で不貞行為の証拠を確保できます。探偵の浮気調査は数十万円といった費用がかかるものの、確実に証拠を掴みたいのならばおすすめの方法です。
また、探偵事務所は浮気調査をしてくれるだけではなく、メンタル面のケアや弁護士の紹介などもしてくれます。別居中だから自分では証拠を確保できない、慰謝料請求や離婚も考えている方は、探偵への依頼がおすすめです。
まとめ
別居中の浮気率は高いものです。しかし、だからこそ不貞行為の証拠を掴むチャンスでもあります。証拠を掴まないと慰謝料請求が出来ず、かえって訴えた側が信用を失うといったことになりかねません。
そのため、できる限り不貞行為の証拠は集めておきましょう。もしも自分では浮気の証拠を集めるのが難しい場合は、探偵に依頼するのも1つの手です。費用はかかるものの、確実に証拠を掴みたい方にはおすすめの方法です。証拠を集めて、慰謝料請求をスムーズに成功させましょう。