上司と部下のイメージ画像

マイナビニュースの社内不倫に関するアンケート」によると、24.2%の人が社内不倫の経験があると答えています。不倫の中では、社内不倫は非常によくあるケースと言えます。

こちらの記事では、上司と部下の不倫に関して、起きやすい理由や不倫を続けるリスクについてご説明します。社内不倫を続けることは、夫婦関係の問題だけではなく、会社を巻き込んでしまう危険性もあります。現在不倫を続けてしまっている人は、不倫をやめるきっかけにもしてください。

上司と部下の不倫はよくあるケース

冒頭でもお伝えしたように、社内不倫の経験がある割合は24%と高いです。その社内不倫の中でも、上司・部下の関係での不倫の割合も高くなっています。

社内不倫の相手は誰ですか?(複数回答可)
後輩 43.8%
同僚 40.5%
上司 24.0%
その他 3.3%

似たようなケースの「先輩・上司」の不倫も含めると、社内不倫の約7割は上下関係がある中での不倫ということが分かります。

上司と部下が不倫関係になりやすい理由

それでは、なぜ上司と部下が不倫関係に陥りやすいのでしょうか?こちらでは、上司と部下が不倫しやすい3つの理由をご説明します。

一緒に呑みに行くことが多い

同じ部署で上司・部下の関係になると、仕事の話をする機会も増えます。また、チームの仲を深める目的で、外に呑みに行くことも出てくるでしょう。

最初は仕事の話中心かもしれませんが、関わりが長くなるにつれ、プライベートな話も出てきます。やがて恋愛感情が出てきたり、夫婦関係の愚痴をきっかけに慰め合うような存在にもなってしまうこともあるのです

また、「会社の人と呑みに行く」というのはとても自然な事ですので、二人きりで会う口実を作りやすい点も社内不倫が起きやすい理由の1つです。

頼りになる上司に好意を持ってしまう

仕事ができる人に対して好意的になってしまう人も多いです。デキる上司であれば、仕事の相談にも乗ってくれて、金銭的にも余裕があり、大人としての魅力を感じることも多いでしょう

特に入社して間もない若手社員が、仕事で優しくサポートしてもらった上司に恋愛感情を抱いてしまうことも少なくありません。

残業や出張などで二人きりの時間ができる

社外に呑みに行ったりしなくても、上司と部下として仕事上の関わりがある以上、残業や出張などで二人きりになる時間ができることもあります。

上記のように、すでに好意を持っている状態で二人きりになってしまうと、そこから色恋沙汰が始まるきっかけにもなり得るでしょう。

既婚者上司と独身部下が体の関係を持つリスク

このような理由で、上司と部下は親密な関係ができやすいです。親密な関係になれば、もちろん体の関係を持つこともあるでしょう。しかし、上司が既婚者であれば、様々なリスクが生じてきます。こちらでは、社内で上司と部下が肉体関係を持つリスクについてご説明します。

上司の奥さんから慰謝料を請求される

既婚者が配偶者以外の方と肉体関係を持った場合、それは「不貞行為」となります。

不貞行為(ふていこうい)とは、配偶者としての貞操義務違反行為(自由な意思に基づいて配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと)を意味する、民法770条に離婚事由として規定されている法律用語である。

引用元:不貞行為 - Wikipedia

不貞行為をしてしまうと、慰謝料を支払う義務が生じます。つまり、既婚者上司の配偶者から慰謝料を請求される可能性があるのです。

慰謝料の金額は、不倫の期間や頻度、不倫時の夫婦関係などの状況によりますが、100万円前後の慰謝料を請求されることも覚悟しておきましょう。

 一時的な感情の昂りや「バレなければ大丈夫」という考えで、これほどの金銭的リスクがあることは十分に理解しておかなくてはなりません。

社内で噂が広まり居心地が悪くなる

社内不倫では、慰謝料を請求されるだけでなく、職場での居心地も悪くなりがちです。人はゴシップ的な話を好むので、社内不倫があった場合には、いつの間にか情報が広がっていることも少なくないでしょう。

その結果、社内での居心地は悪くなり、退職や部署変更などを余儀なくされるかもしれません。今の会社での仕事を続けていきたいのであれば、安易に社内不倫をすることは避けるべきです。

会社によっては処罰があるケースも

たとえ社内不倫でも、会社は基本的に社員のプライベートにまで干渉することはできません。しかし、社内規則や不倫の内容によっては、解雇まではなくても懲戒を受ける可能性があります

懲戒処分を受ける可能性がある社内不倫の内容には、次のようなものがあります。

  • 職場内で性行為を行っていた
  • 不倫相手を優先して差別するなど、業務に支障をきたした
  • 度重なる注意をしても不倫を続けた

不倫関係が長期化すると、警戒が薄れて行為がどんどんエスカレートすることがあります。不倫が原因で社内の風紀を乱すようなことがあれば、減給や出勤停止などの懲戒処分を受けることもあるでしょう。 また、社内での印象も悪くなりますので、今後の出世にも影響が出てきます。

上司と部下の不倫がバレるきっかけ

先にお伝えしておくと、社内不倫はいずれバレる可能性が高いです。何年も不倫関係を続けることは難しく、不倫がバレた場合には様々な問題が生じてきます。こちらでは、どのような理由で上司と部下の不倫がバレてしまうのかをご紹介します。

社内の人からの密告

「配偶者にさえバレなければ大丈夫」と考えており、会社内では不倫していることをあまり隠そうとしない人もいます。その結果周囲に不倫がバレてしまい、会社側に密告されてしまうこともあります。

社内不倫を人事に密告されました。 人事からは
・同じ職場内の複数名からの報告があった
・一緒にいるところの写真が添えられていた
・報告者を教える事はできない

とのことでした。同じ人物に常に見られていると思うと不安で仕方ないです。また、当然社内の人物を装った、お互いの関係者の可能性も考えています。

引用元:Yahoo!知恵袋

密告する理由は、正義感や風紀が乱れるから注意して欲しいという考え、妬みなどいろいろあります。不倫をしている以上、いつ・どこで・誰にみられているか常に警戒しなくてはなりません。

また、社内の人物と家族ぐるみの関わりがある場合には、社内の人経由で配偶者にまで不倫をしていることが知らされる可能性もあります。

奥さんの浮気調査

いくら会社の残業や出張というもっともな理由があったとしても、あまりにも外出の頻度が高いと配偶者は不倫を疑い始めます。疑いが強くなれば、旦那の持ち物やスケジュール、行動履歴などをチェックし出すようになるでしょう。

さらに本気度の高い人でれば、探偵に浮気調査を依頼する場合もあります。探偵の尾行や張り込みによって、一緒にホテルに入る写真などを撮られてしまえば、決定的な浮気の証拠になります。

そこまで本気で浮気の証拠を確保するケースでは、離婚や慰謝料の問題に発展する可能性は高いでしょう。

まとめ

約24%の人が社内不倫の経験があり、その中でも「上司・部下」「先輩・後輩」の上下の関係がある社内不倫が7割近くありました。会社の上司や先輩は、仕事もできて金銭的余裕もあり、魅力的に映る部分も多いのでしょう。

いくら職場繋がりの不倫であっても、浮気調査などにより不倫がバレる可能性もあります。バレた場合には慰謝料請求や会社での立場を失うなどのリスクもあるでしょう。

現在、「バレなければ大丈夫」と社内不倫を続けている方は、いずれ大きな問題に発展してしまう可能性があることを肝に銘じてください。不倫相手とはできる限り早くに手を切るべきで、真っ当な恋愛を見つけていくことが将来にも繋がります。