慰謝料請求された旦那のイメージ画像

浮気相手に慰謝料請求をしようと思った時は、まず先に浮気の証拠があることと、浮気相手にも慰謝料請求することを旦那に伝えておきましょう。

旦那に黙っていきなり浮気相手に慰謝料請求をすることも可能ですが、浮気相手から旦那に対して「奥さんから慰謝料請求された」と話が伝わり、「俺(旦那)が負担する」「じゃあ離婚するような流れにしよう」などと浮気相手と口裏合わせをされてしまうこともあります。

そもそも、浮気相手の氏名・住所が分からなければ慰謝料請求はできないので、先に旦那から聞く必要があるケースも多いです。しかし、中には浮気相手の肩を持とうとする旦那もいます。

あまりにも浮気相手に肩入れをするようであれば、旦那と離婚する決め手になるかもしれません。先に旦那の反応を見てから今後どうするかを決めても良いでしょう。

こちらの記事では、浮気相手に慰謝料請求をすると伝えたときの旦那の反応や心理、慰謝料請求や誓約書などの今後の対応についてご説明します。

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浮気相手に慰謝料請求する際の旦那の反応

「浮気相手に慰謝料請求をする」と旦那に伝えたとき、旦那はどのような反応を見せるのでしょうか?夫婦の状況によって様々ですが、主な反応を3パターンご紹介します。

罪悪感から何も言わずダンマリ

多くの場合、浮気がバレたことに観念して、妻の前ではおとなしくしていることも多いです。ただし、裏では「浮気がバレた、どうしよう」などと、浮気相手と連絡を取り合っている可能性も考えられます。

浮気を発見したことを機に、しばらくの間旦那のスマホの履歴や、夫婦で位置情報を共有する決まりを作っても良いでしょう。

浮気発覚後も浮気相手に接触している場合、反省していないとして慰謝料を増額できる要因にもなってきます。

浮気相手をかばって止めようとする

浮気相手に慰謝料請求する」と伝えると、旦那が慰謝料請求をやめさせようとしてくるパターンもあります。「浮気相手をかばう旦那の心理」について詳しくは後述しますが、浮気相手に本気になっていたり、問題を大きくしたくないなどの理由があるのでしょう。

なぜ止めてくるのか」をきちんと旦那から聞き出し、あなたが納得できない理由であれば、慰謝料請求をやめる必要はありません。浮気をした当人が悪いのですから、慰謝料請求によってきちんと責任は果たしてもらいましょう。

逆ギレして離婚を求めてくる

さらに悪質な場合、悪びれる素振りも見せずに「じゃあ離婚だ!」などと逆ギレしてくるようなパターンもあります。こういったケースでは、夫婦関係を修復するのはとても難しく、実際に離婚に踏み切る方は多いでしょう。

離婚するにしても、精神的苦痛を受けたことに対する慰謝料をきちんと請求して離婚してください。相手に非があるのに、相手の言い分のまま離婚して大変な思いをしてしまっては、いたたまれない気持ちになります。

逆ギレする理由としては、旦那には浮気相手という味方もいて、あなたが舐められている可能性も考えられます。あなたも弁護士に依頼するなどして、ご自身の主張がきちんとできるようにしておくことをおすすめします。

また、逆ギレされたことは慰謝料増額の要因になります。ボイスレコーダーで録音しておくなどして、やり取りを証拠に残しておくとなお良いです。

旦那が勝手に慰謝料を肩代わりするケースも

慰謝料請求に対して反対するだけならまだしも、旦那が浮気相手の慰謝料を肩代わりするようなケースも起こり得ます。

旦那さんも、彼女も別れたくはなかったようなので、これで解決か・・・・と思った矢先、不倫相手の慰謝料をどうやら旦那が肩代わりしていたようで、「誓約書違反だ」と、彼女が更に傷つき、怒っています。 彼女には「旦那が不倫相手を守った」と思ったようで、このままだと、離婚してしまうかもしれません。

引用:Yahoo!知恵袋

※「彼女」とは浮気された人のことで、質問者はその友人です

これでは、慰謝料をもらっても夫婦のお金から肩代わりされてしまうので、何の意味もありません。むしろ「浮気相手のことをかばった」と怒りと呆れの気持ちがさらに積み重なるだけでしょう。

さらに、肩代わりする状況ということは、あなたに隠れて浮気相手と連絡を続けていたとも考えられます。ほとぼりが冷めたらまた浮気が再開されてしまう可能性も考えられます。

浮気相手と今後一切連絡を取らないことを約束させたり、万が一再び浮気をした場合には離婚や高額な慰謝料請求をしたりすることを決める誓約書を作成しておくことで、このような事態を事前に防ぐこともできます。

しかし、この期に及んで浮気相手を守ろうとしている旦那に愛想を尽かして離婚を決意する人も出てくるでしょう。十分に離婚も考えられる状況ですので、このようになった状況をきちんと記録や証拠に残しておいて、離婚時に旦那に対して慰謝料請求をすれば、高額な慰謝料請求も認められる可能性が高いでしょう。

旦那が浮気相手をかばう心理

なぜ浮気相手をかばうのでしょうか?浮気されただけでなく、浮気相手の方が大事にされているようにも感じられてとても許し難い裏切り行為です。旦那が浮気相手をかばう心理には、次のような理由があるからだと考えられます。

好きという気持ちが残っている

未練たらしいことに浮気相手に対して好きだという気持ちが残っているケースです。

かばう理由を聞いてもはっきりした理由を教えてくれない場合には、まだ浮気相手に好意があると考えられます。また、浮気相手に本気になっていて、あなたとは離婚したいと考えて抵抗をしていることもあります。

旦那の要望通りに離婚することは悔しいですが、そのように思われていたら夫婦関係を続けることに耐えられない人もいるでしょう。せめてもの対抗ですが、離婚する時に慰謝料だけでもきちんと請求するようにしましょう。

相手だけ慰謝料を払うのは申し訳ない

浮気をしたのは2人なのに「浮気相手だけ慰謝料を払うことは申し訳ない」として旦那が抵抗してくる場合もあります。

こちらとしては、そんなこと知ったことではないのですが、浮気相手が納得できない部分が残れば慰謝料請求もうまくいかない可能性を高めますので、説明だけはきちんとしておくと良いでしょう。

確かに浮気の慰謝料請求では、求償権という問題が出てくることがあり、浮気相手だけの慰謝料請求に対して反論されることもあり得ます。

求償権とは、共同不法行為者(浮気の当事者2人)の一方が自身の責任部分を超えて慰謝料を支払った場合、もう一方の共同不法行為者に自己の責任を超過する分を請求できることをいいます。

引用元:求償権とは?|アディーレ法律事務所

そのことを理解してもらうためにも、旦那と浮気相手それぞれに求償権の存在を説明して、理解を得てもらうことで、後から慰謝料を肩代わりされたり、反論されたりする可能性を減らせます。

ご自身だけで説明が難しいようでしたら、慰謝料を決める話し合いの中に弁護士を入れて、双方が納得できる形で慰謝料の額や払い方などを決めると良いでしょう。

おおごとにはしたくない

会社内での浮気や浮気相手も既婚者だったような場合には、一方的に慰謝料請求をすることで、事態がさらに複雑化するようなこともあります。

会社内で浮気の事実を知られることによって、旦那が解雇・降格されて収入が下がり、慰謝料請求をしたことでかえって損をしたというような事態にもなり兼ねません。

また、浮気相手も既婚者のケース(ダブル不倫)では、旦那の収入が良かったり、旦那が浮気を主導していたりすれば、相手夫婦からの慰謝料の方が高額になるケースもあります。

事を大きくしなければ、相手から慰謝料請求をされる可能性も低く済みますので、これ以上浮気をしないようにキツく言い聞かせ、誓約してもらった上で、これ以上の制裁を加えないことも1つの選択肢です。

このような場合、残念ながら今回の件での慰謝料請求は諦めることもあり得ますが、浮気されていたという証拠だけは残しておくようにしましょう。再び浮気をされてしまった場合や、やっぱり夫婦生活に耐えられなくて離婚を考えた時に使える証拠となります。

慰謝料請求された浮気相手の気持ちとは

浮気相手をかばう旦那の気持ちや反応についてご説明しましたが、慰謝料請求をされた浮気相手の気持ちや言い分も事前に知っておきましょう。

相手がどう考えるかを事前に知っておくことで、慰謝料請求でもどのような方法を取れば成功しやすいかが見え来やすくなるでしょう。

自分だけが慰謝料を払うのはおかしい

浮気相手だけに慰謝料請求をした場合、旦那も浮気に加担していたのに自分だけ請求されるのはおかしい、と反論してくる可能性も高いです。

上でも触れた求償権の問題ですね。確かに浮気をした双方に責任があるので、旦那分の責任を無視して全てを浮気相手だけに請求すると反論にあう可能性を高めます

このようなことを防ぐためにも、請求時には求償権分を加味して金額を決めている旨を伝えるなどすれば良いでしょう。少し複雑な問題にもなりますので、弁護士を通してきちんと説明して請求してもらえれば、納得してもらえる可能性も高いです。

既婚者だとは知らなかった

慰謝料を回避するための言い分としてよく使われるのが「既婚者だとは知らなかった」という主張です。実際、独身だと嘘をついて浮気をする人も多く、本当に既婚者だと知らなければ、その人に非はなく、慰謝料請求が認められない可能性が高くなります。

ただし、隠していたとしても、決まった日時にしか会えなかったり、子どもの写真がスマホにあったりして気付ける機会はいくらでもあるようであれば、気付いた上で浮気を続けていたとして慰謝料請求が認められる可能性も出てきます。

事情を旦那から聞き出して、相手が「既婚者だと知らなかった」と反論される前に対抗できる証拠を揃えておきましょう。

慰謝料を払うから別れてほしい

浮気相手によっては、悪びれる素ぶりを一切見せることもなく、「慰謝料は払いますから、離婚してください」などの要求をしてくるようなこともあります。

このような要求に応じる必要性は一切ありませし、要求に応じないから慰謝料を払わないという理由にもなりません。ただし、このようなケースは当事者同士での解決は非常に困難だと考えられます。

まずは弁護士を挟んで話し合いをし、それでもお互いに納得できないようであれば、裁判に発展する可能性も高いでしょう。言い方を変えれば、「お金さえ払えば好きにしていいんでしょ」と、反省していない態度とも取れます。

とにかくあなたが非常に辛い気持ちにされることは違いありませんので、その分はせめて慰謝料としてきちんと貰えるようにしていきましょう。

家庭を壊すつもりはない

お互いに好きで旦那と会っていただけで「家庭を壊すつもりまでなかった」などと言い訳をされることがあるかもしれません。

既婚者だと知った上で浮気をしていたのであれば、弁解の余地はありません。配偶者の存在を差し置いて浮気をしていたのですから、慰謝料はきちんと払ってもらいましょう。

旦那と再構築するなら慰謝料請求は慎重に考える

旦那と離婚するつもりはなく、夫婦関係を元に戻したいと考えている方は、慰謝料請求も慎重に考える必要があります。浮気相手に慰謝料請求をすることで、旦那との関係がさらに悪化し、関係を修復するのが難しくなることもあり得ます。

場合によっては、慰謝料にこだわりすぎずに「もう2度と浮気をしない」と約束してもらった方が夫婦関係も元に戻りやすいこともあります。ただ、慰謝料請求せずに旦那を許す場合でも、口頭で許すだけではなく、誓約書の作成だけは行うようにしましょう

誓約書では、今回の浮気をきちんと認めてもらい、今後浮気をしない・浮気をしたらペナルティを受けるなどの約束を書面で残しておきます。慰謝料請求のような経済的利益はありませんが、旦那に浮気をさせないための抑止力は非常に高いです。

また、万が一今後浮気をされるようなことがあった場合には、誓約書を証拠に高額な慰謝料請求が認められやすくなるメリットもあります。慰謝料請求という方法を取らない場合でも、誓約書だけは作成しておきましょう。

まとめ

信じられないかもしれませんが、浮気相手に慰謝料請求をしようとすると、旦那が反対してくることもあります。その理由は、保身であったり、浮気相手に未練があったり、浮気を反省していなかったり…、あなたにとって理解し難い理由も多いです。

旦那の行動が理解できないようであれば、離婚も検討すべき段階かもしれません。離婚に合わせて旦那に対する慰謝料請求も検討しておきましょう。

反対に、夫婦関係を修復したいと考えているのであれば、慰謝料請求を強行するのではなく、誓約書によって「2度と浮気をしない」と約束してもらうに留めておいた方が良い場合もあります。

一人で悩んでいても精神的に辛いですし、良いか悪いかも判断しにくい状態です。ぜひ弁護士に相談しながら専門家からのアドバイスももらい、今の状況やあなたの気持ちに一番適している解決方法を見つけていってください。