配偶者の浮気が疑わしくなったとき、自分で浮気調査をしようと考える方も多いでしょう。しかし、自分で浮気の証拠を確保するのは難しく、リスクもあるため、簡単におすすめできることではありません。
こちらの記事では、自分でできる浮気調査の方法やそれぞれのリスク、浮気調査に使えるグッズなどをご紹介します。繰り返しますが、浮気調査の全てを自分でしようとするのは大変です。
できる範囲を自分でやって、すでにある証拠の裏付けにしたり、探偵の浮気調査のサポートをしたりするために役立ててみて下さい。
浮気調査を自分でやる方法4選
早速ですが、自分で浮気調査をやる方法4つをそれぞれの方法と効果、リスクを踏まえながらご説明します。浮気調査と言っても自分だけでできることは限られているので、基本的にはこちらの4つと、そこから派生してくる方法くらいしかないとお考えください。
自分で尾行する
難易度 | ★★★★★ |
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おすすめ度 | ★☆☆☆☆ |
リスク | 気付かれる / 見失う / 法律違反 /事故 |
浮気調査といえば尾行をイメージする方も多いでしょうが、自分で尾行することも不可能ではありません。
ただし、難易度が非常に高く様々なリスクが考えられるため、あまりおすすめすることはできません。経験がない方が尾行をしても、途中でバレてしまったり見失って徒労に終わったりする可能性が高いです。
また、浮気相手の敷地内に無断で入り込んで住居侵入罪等の犯罪行為を犯してしまうこともありますし、尾行に集中するあまり視野が狭くなって事故を起こす・遭う危険性も高めてしまいます。
GPSやアプリを利用する
難易度 | ★★☆☆☆ |
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おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
リスク | 気付かれる / 法律違反 / 効果を得られない可能性 |
ターゲットの持ち物にGPSや位置情報共有アプリを設置して、どこに行っていたのかを把握する方法です。GPSや位置情報だけで決定的な浮気の証拠にできる可能性は低いですし、設置する際に気づかれる可能性もあります。
特にアプリに関しては相手の同意を得た上で使うことが前提になるため、勝手にインストールや設定をすることで法律違反になる可能性も出てきます。
GPS以外にもボイスレコーダーを設置する方法もありますが、いずれにしても機材がある程度の大きさがあるので、気付かれない方法をしっかり考えて設置しなくてはなりません。
GPS設置については次のリンク先を、ボイスレコーダーの設置については後述します。
【関連】 超小型GPSや浮気調査アプリはバレない?違法性や使用時の注意点
スマホをチェックする
難易度 | ★☆☆☆☆ |
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おすすめ度 | ★★☆☆☆ |
リスク | 気付かれる プライバシー権侵害 効果を得られない可能性 |
現代人においてスマホは本人の分身とも言え、さまざまな情報が読み取れます。スマホを調べることで、浮気の有無や浮気相手などが分かる情報が見つかるかもしれません。
スマホから得られる情報としては次のようなものが挙げられるでしょう。
- 浮気相手とのメッセージ
- 浮気相手との通話履歴
- 浮気相手との写真・動画・音声
- 旅行先・ホテル・レストラン等の検索履歴
- 位置情報による行動履歴
また、直接ターゲットのスマホを覗かなくても、SNSの裏アカ等を探し出してやり取りや行き先などを見つけ出す方法もあります。
ただし、スマホを勝手に調べられて気持ちが良い人はいませんし、実際にスマホを勝手に見たことがバレてプライバシー権侵害等の理由で揉め事になることもあり得ます。
よって、スマホを勝手に覗き見る行為を強くおすすめすることはできません。 いずれにしても、相手に気付かれると揉めるような行為でもありますので、気付かれない程度の範囲内で調べる程度にしておくようにしましょう。
【関連】 メールやLINEだけの関係で浮気の慰謝料は請求できる?
レシートや明細をチェックする
難易度 | ★☆☆☆☆ |
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おすすめ度 | ★★★★★ |
リスク | 効果を得られない可能性 |
自分だけでも簡単にできて、リスクも少ない方法としてまずおすすめしたいのが、ターゲットの身の回りに残っているレシートや明細などから浮気に繋がる情報が出てこないか探し出す方法です。
確かにここで見つかる情報だけで浮気だと断定することは難しくても、他の証拠や情報、相手の言い分との矛盾を見つけるために役立つ情報が見つかる可能性は十分にあります。
例えば、毎週土曜も仕事だと言って出かけていたのに、土曜日に職場から遠い場所の飲食店や商業施設のレシートが出てきたら、浮気はともかく嘘を吐かれていたと判断することができそうですね。
レシート等を探すためには次の場所を探してみましょう。
- 財布の中
- 衣服やカバンのポケット
- 車のダッシュボード
- ゴミ箱の中
次のような内容は、浮気と関連付かられる可能性がありますので、保管したり写真に残しておいたりしましょう。
- ラブホテルの明細
- 旅費・宿泊費の明細
- コンドームや性具の明細
- 異性向け商品のレシート
- 詳細不明な高額な出費
繰り返しますが、リスクも低くて簡単にできる方法です。まずは、身の回りのレシート・明細を探してみることをおすすめします。
役にたった浮気調査グッズ4選
本格的に自分で浮気調査を進めていくためには、浮気調査グッズを上手く使う方法もあります。情報が集めやすいですし、得た情報をそのまま証拠に使える可能性もあります。
ただし、購入・レンタルともに費用はかかりますし、普段使わない物が家に届かれることが原因で浮気調査に気付かれるようなことも起こり得ますので、本当に必要かどうかをこちらで判断してみてください。
超小型GPS
GPSを設置することでターゲットがどこに行ったかを把握することができます。浮気相手や浮気場所の特定にも繋げることができるでしょう。
ただ、超小型と言っても縦横50mm×高さ15mm、重さ50gくらいの手のひらサイズはあります。身近なものだとワイヤレスイヤホンのケースくらいの大きさはあるものだとお考えください。
鞄の中に入れておくこともバレるリスクが高いため、車移動するターゲットの車に設置することが一般的だとお考えください。また、費用も購入・レンタルともに2万円前後はかかってくるでしょう。
「どこに行ったか?」だけでは浮気と断定できない場合もありますので、他の情報が集まっている場合にさらに詰めの情報を得るために利用を検討してみましょう。
【関連】 超小型GPSや浮気調査アプリはバレない?違法性や使用時の注意点
浮気調査アプリ
「浮気調査アプリ」というものを使えば浮気の証拠になるかも?と考えている方がおられるかもしれません。当サイトを含め浮気調査関連のサイトでは「浮気調査アプリ」と呼ばれていることも多いですが、実際は位置情報アプリであることがほとんどです。
アプリを入れたターゲットのスマホがどこにあるかを把握して、上記のようなGPSと同様の情報を得ることが期待できます。しかも多くが無料で使えるので費用面でのデメリットは低いです。
しかし、次のような理由から浮気調査アプリ・位置情報アプリを勝手に使うことはおすすめできません。
- 勝手にアプリをインストールすることは違法行為(不正指令電磁的記録供用罪)になる
- スマホ所有者の許可・認証がいる
- 勝手にインストールしてもバレる可能性が高い
浮気が起きる前から夫婦でお互いに位置情報を共有しておいて、浮気を抑制・防止するために使うなどの用途が考えられます。
ドライブレコーダー
近年の煽り運転のニュースや自己防衛のためにドライブレコーダーを導入している方も多いでしょう。実は、ドライブレコーダーを浮気調査に役立てることができる可能性があります。
まずは録画機能。
基本的には車外の様子しか録画できませんが、ターゲットの足取りを記録することができるので、位置情報を得ることもできるでしょう。ドラレコにラブホテルの駐車場に入っていく映像が残っていれば、重要な浮気の証拠として残せますね。
さらに日時も記録してくれるため、「仕事と言っていた○月○日○時にラブホテルに入っている」と、より具体的な情報を突きつけることができるようにもなります。
もう1つが録音機能。
車内の会話を録音が付いているドラレコも多くありますので、浮気相手との車内での会話や行為などを記録として残せる機能もある優等生なのです。
「ドライブレコーダーはドライブレコーダーとしての役割しかない」と先入観がある人も多いため、浮気中に作動していても気付かないケースも多いですし、仮に作動していることに気付かれても「消し忘れか?」と浮気調査していることがバレにくいメリットもあります。
使い方によっては、GPSやボイスレコーダーの役割を果たしてくれるでしょう。ただし、車を使って浮気相手に会いに行っていることが前提になります。
ボイスレコーダー
ボイスレコーダーを浮気の証拠にする方法は2パターンあります。1つは、浮気中の会話等を記録する方法です。
自宅や自家用車などのあなたも立ち入ることができる場所であれば、ボイスレコーダーを設置して録音する方法が取れます。
また、バレる危険性は高いですが、GPSと同じように持ち物にボイスレコーダーを忍ばせる方法もあります。
こちらの方法は、バレたりプライバシーの侵害で揉めたりするリスクも高いためあまりおすすめできません。
もう1つが配偶者や浮気相手の浮気を自白した音声を録音しておく方法です。明確な浮気の証拠が出てきていなくても、本人が認めているのであれば、それは強力な証拠になるでしょう。
自白を録音していないと、後から浮気相手と口裏を合わせたり弁護士などに相談して知恵をつけたりして、「そんなことは言っていない」などと自白を覆される可能性もあります。
きちんと録音しておけば言い逃れできない証拠になりますので、ボイスレコーダーに記録しておくことを忘れずにしておきましょう。録音が難しければ、念書にサインをしてもらうなど、後から言い逃れできない状況を作っておくことも大事です。
【関連】浮気調査で鞄の中にボイスレコーダーはNG!正しい隠し方は?
自分で浮気調査をするリスク
ここまで自分で浮気調査をする方法やグッズなどをご紹介しましたが、自分で浮気調査をすることにはリスクがつきものです。すでに何度か触れていますが、バレて揉めると余計に問題が複雑になることもあります。
自分で浮気調査をするリスクも十分に知った上で、自分でできる部分は自分でして、それ以上無理そうであれば、探偵に依頼するなどして、無理のない範囲で浮気調査するようにしていきましょう。
浮気調査がバレる可能性がある
初めての浮気調査は慣れない事ばかりですし、予想外の出来事も起こり得ますので、ちょっとした事でバレる危険性がたくさんあります。
浮気している本人は周りの目を警戒してちょっとした変化にも敏感になっているので、ちょっとした違いで「浮気が気づかれた!」と悟られてしまうこともあります。
バレてしまえば、ターゲットはこれまで以上に警戒をして証拠の処分をするようになります。中途半端に自分で浮気調査をしたことが原因で、探偵でも証拠が集めにくいような状態も作ってしまうのです。
調査方法によっては違法性が高い
上記のリスクの部分でも触れましたが、浮気調査の方法によっては違法性があり、集めた証拠が認められなかったり、あなた自身に落ち度を作ってしまったりすることもあり得ます。
自分で浮気調査をする上で該当し得る違法行為には次のような内容があります。
該当する法律 | 違法行為の例 |
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不法侵入(住居侵入等) | 浮気相手の自宅やホテル敷地に侵入する |
不正アクセス禁止法違反 | ターゲットのSNSアカウント等に無断でログインする |
不正指令電磁的記録供用罪 | ターゲットのスマホに位置情報アプリ等を無断でインストールする |
プライバシー権侵害 | ロックがかかったスマホを覗き見る (浮気調査のためなら侵害にならないケースもあるが、揉める可能性は高い) |
浮気を許したくないという気持ちから、行為がエスカレートしてしまう気持ちも分かりますが、違法行為を行ってしまうと、こちらにとって悪影響となります。
冷静になることも難しいですが、「これ以上は無理だ」と思ったら、無理はせずにプロの探偵まで浮気調査を任せてください。
有効な証拠が取れない可能性がある
いくら頑張って自分で浮気調査をしても、初めてであればリスクの割には満足いける結果が得られないことも多いです。 例えば尾行ですが、初めての人が尾行をしても途中でターゲットを見失ってしまう可能性も高いです。
ボイスレコーダーやカメラなどを仕掛けていたとしても、思っていた状況が撮れていないことも多いですし、仮に撮れたとしても裁判では浮気の証拠としては不十分と判断されることもあり得ます。
労力とリスクをかけても結果を得られないくらいであれば、最初からプロに浮気調査を任せておいた良いケースも多いです。いきなり探偵に依頼することに抵抗がある方でも、相談してアドバイスを受けることはできますので、気軽に探偵まで相談してみてください。
まとめ
自分で浮気調査をする方法は次のようにいくつかあります。
- スマホの中身をチェックする
- レシート等の身の回りの持ち物をチェックする
- GPSや位置情報アプリを使う
- ボイスレコーダー等で記録する
- 尾行する
ただし、自分だけで浮気調査をすることには、相当なリスクもあり、バレたり違法行為をしていたりする危険性も高くなります。
きちんとした証拠を確保するためには、探偵に相談しながら依頼も検討して、自分の浮気調査はサポート程度に留めておくことをおすすめします。
これから浮気調査を考えている方は、実際に探偵に相談しながら、今の状況でできる浮気調査の方法やアドバイスをもらってみてください。