社内不倫のイメージ画像

社内不倫は浮気のシチュエーションとしても非常に多いです。旦那の浮気相手が同じ会社の女性だと分かった場合には、どのような対応をしていけば良いのでしょうか?

こちらの記事では、旦那が会社の女性と浮気していた場合の対処法ややってはいけないこと、注意点などをご紹介します。

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同じ職場の人と浮気するのはよくある話

社内不倫」という言葉がありますが、同じ職場の人と浮気する確率は高く、マイナビニュースが行ったアンケートによれば、約25%の方が社内不倫をしたことがあると答えています

社内不倫を経験したことがありますか?
ある 24.2%
ない 75.8%

会社員になると、仕事で関わる人物以外との人間関係も希薄になりやすいです。会社が出会いのきっかけとして大きな割合を占めることも頷けるでしょう。

また、会社の人であれば、同じ悩みを共有でき、時間の調整もしやすいので、浮気の関係に発展しやすいのです。

このような理由から、同じ職場の人と浮気が始めることは決して珍しくないものだと言えます。

旦那が会社の女性と浮気していた時の対処法

旦那が会社の女性と浮気していると分かった場合、どのような方法と取っていけば良いでしょうか?

後述しますが、会社に報告するなどの方法を取ることで、今まで以上に問題を大きくしてしまう可能性もあります。

こちらの項目では、旦那が会社の女性と浮気していた場合の正しい対処法についてご説明します。

「不貞行為」の証拠を集める

何かしらのきっかけで浮気が発覚したと思いますが、まずは「不貞行為の証拠」として十分なものか判断してください。

慰謝料請求を成功させるためには、「不貞行為」があったことを証明しなくてはなりません

不貞行為(ふていこうい)とは、配偶者としての貞操義務違反行為(自由な意思に基づいて配偶者以外の者と性的関係を結ぶこと)を意味する、民法770条に離婚事由として規定されている法律用語である。

引用:Wikipedia

不貞行為とは、配偶者以外と肉体関係を結ぶことを言います。よって、単に会社の女性と親密にしているLINEや写真が出てきたとしても、不貞行為とまでは断定できません。

肉体関係があったと分かることが前提として、次のような証拠を揃えておく必要があります。

  • メールやLINEでのやり取り
  • 性行為前後の写真や動画
  • ラブホテルに出入りする写真や動画
  • 旦那が浮気を自白した音声

証拠が不十分であれば、相手から言い逃れされたり、裁判で慰謝料請求が認められなかったりします。

浮気相手の女性に対処する前に、浮気の証拠を確保しておく必要があるのです。

離婚や慰謝料請求を検討する

不貞行為の証拠が確保できた後は、旦那や浮気相手に慰謝料を請求することを検討してください。

また、どうしても浮気が許せないのであれば、離婚も検討すべき段階と言えます

ただし社内不倫では、同じ会社で働く人物である以上、浮気発覚後に浮気相手と顔を合わせる機会が無くなるわけでもありません。

事を荒立てないために慰謝料請求まではせず、誓約書に留めておくケースも多いです。

誓約書を書いてもらう

慰謝料請求まではしなくても、旦那が浮気を繰り返さないように「誓約書」を作成しておくことをおすすめします

誓約書では、浮気の事実を認めさせ、今後浮気をしない等の約束をしてもらいます。主に次のような内容を記入します。

  • 浮気した事実を認める内容
  • 今後浮気をしない・私用で連絡をしないなどの約束
  • 約束を破った場合に慰謝料請求するなどの罰則

また、会社が同じ場合、どちらかが会社を退職するという話になることもあるでしょう。

退職を強要することはできませんが、お互いに同じ職場に残り続けることが気まずいなどの理由があれば、退職の話を持ち出して、話し合いで決まった内容を残しておくことも有効です。

旦那の浮気相手が同じ職場だった場合の問題点

旦那と浮気相手が同じ会社の場合、対処方法として問題点がいくつか出てきます。こちらでは、社内不倫の問題点や注意点をご紹介します。

関係を完全に断つことが難しい

何度か触れているように、浮気相手の女性に対して会社を辞めることを強要することはできません。また、浮気は会社の解雇事由にも該当しないことがほとんどです。

そのため、浮気を辞めたとしても、旦那と浮気相手の女性は会社内で接触する機会が残ります。どうしても会わせたくないのであれば、部署異動や退職の話を持ち出すことは可能です。

ただし、強要はできないので注意してください。また、浮気相手の女性と「今後一切私用での連絡をしない」「社外で会わない」などを誓約書によって約束させることも1つの方法でしょう。

会社とのトラブルに発展する可能性

会社の女性との浮気が発覚したら、会社にクレームや報告をして、改善を図ってもらおうと考える方も出てくるでしょう。

しかし、会社は社員のプライベートにまで干渉することができません。会社に対して無理な改善要求を続けることで、余計に問題を大きくしてしまう可能性があります。

社内不倫が発覚しても、次のような行為は控えましょう。

  • 会社にクレームを入れる
  • 浮気相手の解雇を求める
  • 浮気を職場の人に言いふらす

例えば、会社に言いふらすような行為は名誉毀損に該当し得ますので、浮気相手からの刑事告訴や慰謝料請求に発展することも考えられます。

たとえ社内不倫であっても、会社は巻き込まずに当事者同士で解決を目指していかなくてはなりません。

会社で旦那の立場や居心地が悪くなる可能性

人の噂は一気に広がるものです。社内不倫があったと一部の社員に知られてしまうと、一気に噂が広がって旦那が会社に居づらくなる可能性も考えられます。

特に浮気相手の女性が部下や新入社員などであれば、「若手に手を出した」などの厳しい目で見られることもあるでしょう。

直接的な原因ではなくても、今後の出世や昇給に響いてくることもあり得ます。

また、旦那も浮気相手も退職をしないようであれば、浮気がバレた後も一緒に働き続けますので、非常に気まずい関係が続きます。

このような理由もあって、いずれどちらかが退職するようなことも少なくありません。

浮気相手が会社にバラすことも

社内不倫で会社を巻き込むことは良くないとお伝えしましたが、稀に不倫相手の女性が自ら会社に浮気をバラすようなこともあります

主な原因としては、抵抗や腹いせのためにやっているものですが、こちらが慰謝料請求などの強硬手段を取ることで反発に遭う可能性を高めます。

よって、旦那と同じ会社の女性に慰謝料請求をする時は、より慎重に行う必要があります。

離婚しない場合はなるべく穏便に解決する

浮気をされても旦那と離婚しない場合には、慎重になってなるべく穏便に解決させていくことが望ましいです。重複しますが、気を付ける部分として次の内容が挙げられます。

会社は関与できないので巻き込まない

社員の浮気に対して、会社が関与することはできません

会社に対して、報告や解雇の要求などをしても効果がありませんので、当事者だけで解決するようにしましょう。

慰謝料請求は最終手段でその前段階の解決方法も検討する

浮気された場合、慰謝料請求をすることが正しい対処法ですが、社内不倫の場合少し慎重になる必要があります。

浮気相手に慰謝料請求をすれば、敵対関係になり、関係が悪化します。場合によっては、浮気相手が会社に報告して、余計に問題が大きくなることも予想されるでしょう。

話し合いで解決できる状態であれば、誓約書によって「二度と社外で合わない」などの約束をさせる程度に留めておくこともおすすめです。

退職等の強要はできないが、話し合いで決めることは可能

何度かお伝えしていますが、社内不倫を理由に退職を強要することはできません。しかし、社内不倫がバレたことにより、お互いに同じ職場で働き続けることが気まずくなることは十分にあります。

そのような心情を利用して、どちらかに退職や部署異動をしてもらうように話を持ち出してみることも有効です。

大事なことなので繰り返しますが、感情的になって退職を迫ったり、「辞めないと会社に報告する」と脅したりすることはできません。

まとめ

旦那が会社の女性と浮気をしていた場合、通常の浮気よりも慎重に対処してく必要があります。注意しておくべきポイントは次の点です。

  • 会社は巻き込まない
  • 退職を強要することはできない
  • 慰謝料請求は慎重にする
  • どちらも退職しない場合は浮気再発に注意する

対処法を間違えてしまうことで、名誉毀損や会社からの旦那の信用低下などにも繋がります。弁護士に相談しながら適切な対処方法を見つけて行ってみてください。