「そのうち戻ってくるだろう」「問い詰めたら、逆キレするし泥沼になる」などと、旦那の浮気をほっとく方も多いでしょう。
「面倒なことになるくらいなら、気づかないふりをしておこう」という気持ちも分かります。
しかし、旦那の浮気をほっとくリスクもたくさんあります。
こちらの記事では、旦那の浮気をほっとくリスクと、取るべき対策などを紹介します。
現在、旦那の浮気が疑わしい方は、次に取るべき方法を見つけるきっかけにしてください。
旦那の浮気をほっとく事で起こり得ること
面倒ごとを避けたいがために旦那の浮気をほっとくことを考えている方がいるかもしれません。しかし、ほっとくことによって夫婦関係や浮気相手との関係が今より悪い状況になることも多いです。 旦那の浮気をほっとくことで、どのような事態が起こり得るのでしょうか?
浮気相手に本気になり離婚を求められる
旦那が浮気をしているかどうかを察することはできても、浮気相手に対してどれほど入れ込んでいるかまで判断することは難しいです。
浮気をほっとくことによって、旦那の浮気相手に対する気持ちがどんどん強くなり、離婚を求められるような事態も起こりかねません。
浮気されてから離婚を突きつけられるようなケースは、突然訪れることが多いです。こちらが浮気の証拠が準備できていれば、離婚を強く拒んだり、慰謝料請求したりするなどの反論することができます。
しかし、ほっといた結果に何の準備もできていなければ、そのまま離婚せざるを得ない状況にもなりかねません。
浮気相手が妊娠する
さらに悪い状況が、浮気相手が妊娠してしまうことです。
浮気相手との肉体関係の回数が増えれば妊娠させてしまう可能性が高くなりますし、避妊に対する意識も薄れてしまいます。
浮気相手を妊娠させてしまった旦那は、あなたに対して離婚を切り出してくるかもしれませんし、妻に知られないうちに人工妊娠中絶をするため勝手に家庭のお金を使い込むかもしれません。
また、浮気相手が出産する選択をすれば、養育費などの問題も出てきます。
浮気相手も既婚者であれば、浮気相手の配偶者との慰謝料請求問題に発展していくこともあります。いずれにしても泥沼です。
ほっといた結果により最悪な状況になってしまうことも想像しておかなくてはなりません。
既婚者同士の不倫なら慰謝料を請求される
浮気相手も既婚者のケース(いわゆるダブル不倫)であれば、浮気相手の配偶者から慰謝料請求をされることが起こり得ます。
慰謝料請求も突然訪れますので、対応することが難しく、感情的に旦那に対する怒りや絶望的な気持ちが出てくることが多いでしょう。
また、不倫の慰謝料は決して安い金額ではありません。少なくても数十万単位の慰謝料を請求されることになります。
もし支払うことになれば、夫婦のお金に大きな影響を与える可能性もあります。
夫婦関係の修復が難しくなる
旦那の浮気をほっとけば、あなた自身も旦那に対する愛情は薄れていきますし、旦那も浮気相手に対する気持ちが強くなることもあり得ます。
ここまでお伝えしたように、突然離婚を切り出されたり、浮気相手の妊娠や慰謝料請求などから問題が顕著化して、夫婦関係が修復不可能な状態にもなり得ます。
旦那の浮気をほっておいて、そのうち浮気に飽きて奥さんの元にすんなり戻って来るようなケースは少ないでしょう。
夫婦のお金を使い込む
浮気をすれば食事代、ホテル代、旅行代など、様々なお金がかかってしまいます。妊娠中絶や慰謝料請求などの事態が起きれば、さらに高額なお金がかかってしまうのです。
本来、あなたや子どもに使われるべきお金が見知らぬ女性に使われていると考えるだけでも、許し難いですしほっとけないですよね。
浮気をほっとくことは、単に男女問題や気持ちの問題だけではなく、金銭的なデメリットも多くあります。
旦那の浮気で賢い妻がやること
旦那の浮気がほっとけないからと言って、すぐに浮気を問い詰めることは賢明ではありません。
浮気の証拠が不十分なうちに問い詰めても、旦那から言い逃れられたり、浮気の証拠隠滅をされたりすることもあります。
こちらから離婚や慰謝料請求をしようとしても、浮気の証拠がなければ、認められない結果で終わる可能性も高いです。
旦那の浮気に気づいた妻は、次のような方法を取っていくようにしましょう。
証拠がない内は気づかないふりもアリ
証拠がない段階で「浮気してるでしょ!」と、浮気を問い詰めることはあまりおすすめはしません。
浮気を止めて欲しいだけなら効果があるかもしれませんが、決定的な証拠がなければ、言い逃れされてしまったり、より警戒しながら浮気をして証拠を掴みにくくなる可能性があります。
証拠を確保できるまでは、旦那を泳がせておくのもひとつの手です。
また、浮気を理由に離婚や慰謝料請求を考えている方は、十分な証拠がない内に問い詰めることはNGです。
証拠が無いことには、裁判になった際に離婚や慰謝料請求が認められない結果にもなってしまうのです。
浮気の証拠を確保しておく
旦那に対して浮気していることを問い詰めるのではなく、虎視眈々と機会を伺いながら浮気の証拠を確保しておくことが賢いやり方でしょう。
明確な浮気の証拠があれば、今後浮気相手に慰謝料を請求することもできますし、離婚する場合にも妻側が有利な立場で交渉が進められます。
慰謝料を請求する
きちんと浮気の証拠が揃っていれば、浮気相手に対して慰謝料請求をすることが可能です。
慰謝料を請求されたのであれば、浮気相手も今後旦那に会うことは難しくなってきますので、浮気抑止の効果も非常に高いです。
また、浮気が原因で離婚をするのであれば、旦那に対しても慰謝料請求が可能です。
浮気での慰謝料請求は、夫婦関係や婚姻期間、子どもの有無、浮気期間や頻度などによって大きく変わりますが、100万円以上の慰謝料が認められるケースも少なくありません。
慰謝料請求する際は、自分だけで書面を作って相手に送ることも可能ですが、弁護士に依頼して請求してもらう方法もあります。弁護士から慰謝料請求の通知が届けば、相手も請求に応じやすくなります。
「慰謝料の金額はいくらくらいが妥当か」「今ある浮気の証拠で十分なのか」このような内容を弁護士に相談してみてください。
実際に慰謝料請求が成功しそうなのであれば、弁護士も積極的に次に取るべき方法を教えてくれるでしょう。無料で相談できる弁護士も多くいますので、まずは気軽に相談してみてください。
誓約書で浮気相手との関係を切る
旦那の浮気をほっておいても状況が良くなるとは考えにくいです。
夫婦関係を継続する場合でも、今回の浮気に関してはきちんと旦那にケジメを取ってもらいましょう。
二度と浮気をしないとの内容を「誓約書」に書いて、サインしてもらいます。
誓約書を作成することで、浮気の再発防止にもなりますし、万が一浮気を繰り返した場合には、慰謝料の増額や有利な条件での離婚がしやすくなります。
誓約書には主に以下の内容を盛り込みます。
- いつからいつまで浮気をした事実を認めてもらう
- 今後浮気しないと約束してもらう
- 禁止事項(浮気相手と二度と会わない、私用での連絡を取らない、ネットで誹謗中傷しない等)
- 万が一次に浮気した場合のペナルティ(慰謝料〇〇万円や離婚する等)
今回の浮気は許して夫婦関係を継続する場合でも、浮気の再発防止のために誓約書を書いてもらうことをおすすめします。
旦那の気持ちを浮気相手から取り戻す方法
旦那の浮気をほっといても、旦那の気持ちが妻や家庭に戻ってくるとは限らず、さらに悪い状況に発展していく可能性すら考えられます。
浮気の問題を大きくしたくない方でも、旦那の気持ちを浮気相手から取り戻すためにできることはしておきましょう。
旦那が浮気してしまう理由としては、以下のような内容が多くあります。
- 妻の魅力が薄れた
- 妻が相手をしてくれなくなった
- 関心を持たれなくなったから浮ついて外をふらつくようになった
- 妻と喧嘩ばかりして家に居づらくなった
- 妻から否定や文句ばかり言われる
- 代わり映えない毎日に飽きてしまった
浮気している旦那に対して気を遣って、こちらが変わることに納得できない方も多いかもしれません。
しかし、妻であるあなたの在り方を少し変えてみるだけで、旦那の気持ちが戻ってくることも少なくありません。
そこまで大きく変える必要はありませんが、以下の点に気を配ってみることで良い結果に繋がるかもしれません。
- 旦那の相手をする・気遣う
- 女性として魅力を高める
- 夫婦や家族で出かける
- 旦那の仕事の悩みや不満を聞いてあげる
- 料理・趣味・見た目・インテリアなど変化を取り入れてみる
旦那の浮気をほっといて横目で見逃していても良いことはなく、あなたも精神的な負担が増えます。
ぜひ、あなた自身と夫婦関係が少しでも良くなる方法を1つずつ取り入れてみてください。
浮気した旦那が最終的に妻に戻る心理
浮気は言葉通り、浮ついた気持ちで行われていることも多いです。
旦那は浮気相手との関係を「遊び」「一時的なもの」としか考えていないこともあり、最終的には妻の元に戻ってくることも考えられます。
妻も気付かないような「1〜2回の浮気」や「不特定の相手との浮気」であれば、結局妻の元へ帰ってくる可能性が高いです。
その一方で、浮気期間が長くなったり、浮気相手と会う頻度が増えていれば、一時的な浮ついた気持ちから本気の気持ちに変わることもあります。
ここまでお伝えしたように、浮気をほっとくことで夫婦関係が悪化するようなリスクもあります。
「いつものことだから」「そのうち戻ってくるから」と軽く捉えるのではなく、浮気の有無をはっきりさせ、証拠を揃え、誓約書を書いてもらう・慰謝料請求をするなどの次なる手を取るようにしましょう。
まとめ
結論を述べると、旦那の浮気をほっとくことは良くありません。浮気をほっといても妻の元に戻るとは限らず、浮気もエスカレートして次のようなリスクが出てくる可能性が高まります。
- 夫婦・家族のお金を使い込まれる
- 夫婦関係の修復が困難になる
- 旦那から離婚を切り出される
- 浮気相手を妊娠させる
- 浮気相手も既婚者であれば浮気相手の旦那から慰謝料請求される
少しでも旦那の浮気の可能性があると考えられ、奥様や家族が蔑ろにされているようであれば、ほっとくのではなく次のような方法を取っていきましょう。
ただし、浮気がはっきりしておらず、証拠も不十分なうちから浮気を問い詰めることはNGです。
- 浮気の有無をはっきりさせる
- 浮気の証拠を揃えておく
- 慰謝料請求をする
- 誓約書を書いてもらう
浮気された時に、ショックを受け混乱し何をどうすれば良いか分からずほっとく方もおられるでしょうが、今回の記事を少しでも参考にして、ご自身でもできることを見つけてみてください。