【地域別】外壁塗装の助成金情報
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外壁塗装で助成金や補助金は受け取るための条件や申請方法
助成金や補助金は誰もが貰えるわけではなく、いくつかの条件を満たしている必要があります。以下では、助成金と補助金の違いや、受け取るための条件をご紹介します。
助成金と補助金の違い
助成金も補助金も外壁塗装費用の自己負担額を減らしてくれる点では似たようなものですが、補助金を受ける方がハードルが高いです。
助成金は条件を満たせば誰もが受け取れるのに対し、補助金は受給前に審査をクリアしなければお金は貰えません。
参考:助成金とは - コトバンク
参考:「補助金」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
外壁塗装の補助金では、各自治体によって予算が決まっており、その予算が無くなり次第申請できなくなることが多いです。ですので、補助金を活用したい場合は、なるべく早く申し込むことをおすすめします。
ただ、助成金も補助金も、両方工事をしてから後払いされることや、返済の必要がないことは変わりありません。
助成金を受け取るための条件
自治体によって助成金の条件は多少異なる場合がありますが、おおむね助成金を受け取るための条件は以下のとおりです。
- 施工前に申請を行うこと
- 自治体の管轄内に家があること
- 自治体内の外壁塗装業者に依頼をすること
- 過去に外壁塗装の助成金や補助金を受けていないこと
- 税金を滞納していないこと
①施工前に申請を行うこと
1つ目の条件は、施工前に申請を行うことです。もし、外壁塗装をした後に申請をしても助成金は貰えないので注意が必要です。ほとんどの場合は助成金も補助金も、後で申告した場合はもらえない仕組みになっています。
②自治体の管轄内に家があること
2つ目の条件は、申請する自治体の管轄内に家があることです。隣の市が外壁塗装に助成金を用意していて、自分の市では用意していない事もありますが、その場合は仕方ないと諦める他ありません。
そのエリアに住んで5年以上経過していることや、これからも住み続けることが細かな追加条件となっていることもあります。
③自治体内の外壁塗装業者に依頼をすること
3つ目の条件は、申請をする自治体内の外壁塗装業者に依頼をすることです。自治体内の業者に依頼をすることを助成金をもらうための条件としているところがほとんどです。
中には、自治体が外壁塗装業者を決めている場合もあるので、自分で探して契約してもいいのかチェックしましょう。
自分で決められないことをデメリットと取ることもできますが、自治体が決めているなら安心で、悪徳業者ではない可能性が高いので安心できるメリットもあります。
④過去に外壁塗装の助成金や補助金を受けていないこと
4つ目の条件は、過去に外壁塗装の助成金や補助金を受けていないことです。ほとんどの自治体は、外壁塗装という同じ補修工事に対して何度も同じ助成金や補助金を受けることを禁止しています。2回受給できるのかは自治体のホームページなどで確認してみましょう。
⑤税金を滞納していないこと
そして5つ目の条件は、税金を滞納していないことです。ここで税金の話が出てくるのは、助成金や補助金が税金から支払われているからです。他の市民が税金をしっかりと納めているのに、滞納している人が助成金や補助金を受けられたら納得いかない人も多いでしょう。
滞納していないかどうかは自己申告ではなく、調査がされるのでわかります。気を付けなければならないのは、その家の家族のうち1人でも住民税や国民健康保険料などを滞納をしていれば、助成金や補助金は出ない可能性が高いことです。以前住んでいた地域でも税金を滞納していなかったかどうかも調べられることがあります。
その他
その他では、世帯の都合ではなく自治体側の都合によって外壁塗装を行う際に使う塗料まで指定していることがあります。理由は、エコリフォームを推奨したいからです。エコになる、遮熱塗料や断熱塗料であれば助成金や補助金を出す自治体があるので、塗料の指定には気を付けましょう。
また、予算の関係で助成金や補助金の件数が限られていることもあります。去年だったら受けられたのに、今年になったら受けられないこともあるので注意しましょう。
外壁塗装で貰える助成金額
外壁塗装を行う際にもらえる助成金額は、一般的な目安が10~20万円となります。上限額も決まっており「20万円以内、かつ工事費の10%以内」などと条件があったりもします。
外壁塗装の相場が「70~180万円」程度であることを考えると、そんなに多くはないかもしれませんが、せっかく貰えるもなので活用しない手はありません。
【関連】外壁塗装の相場はいくら?一戸建ての塗り替え費用の目安
助成金の申請に必要な書類
助成金は申請しないことにはもらえません。そして申請するためには以下の必要書類を用意しなければいけません。
- 自治体の公式サイトや窓口でもらえる申請書
- 登記簿謄本
- 外壁塗装工事の見積書・契約書
- 設計図書
- 施工前の写真
申請書は、それぞれの自治体の窓口に行けばもらえますし、公式サイトでも手に入るのでプリントアウトすればOKです。住宅の登記簿謄本が必要なのは所有者が誰か確認をするためです。
外壁塗装工事の見積書や契約書も必要となるため、大事に保管しておきましょう。施工前の現場写真は、助成金を受け取るに値するだけの工事だったのかを知らせるために必要です。家の外壁の写真などを撮って残しておきましょう。
外壁塗装の助成金を受け取るまでの流れ
では、外壁塗装の助成金を受け取るまでの流れを確認しておきましょう。流れはおおむね以下のとおりです。
- 自治体に助成金があるか調べる
- 役所から申請書類を受け取る
- 業者から見積書をもらう
- 自治体に必要書類を提出
- 審査後、決定通知書が届く
- 外壁塗装工事
- 報告書を自治体に提出
- 助成金交付決定書、助成金額確定通知書が届く
- 助成金が口座に振り込まれる
①自治体に助成金があるか調べる
まずは、そもそも自分の住んでいる自治体に助成金があるかどうかを調べるところから始めましょう。助成金があるかどうか調べるには、自治体のホームページを確認するか、役所に電話して確認してみましょう。
②役所から申請書類を受け取る
次に、助成金の申請に必要な申請書類を役所からもらいます。必要事項を記入して提出するので、早めにもらっておくことをおすすめします。
③業者から見積書をもらう
外壁塗装業者を決めたら、見積書をもらうようにしましょう。こちらは前述した通り、助成金をもらうために必要な書類の一部となります。それに、自分自身が費用の内訳を知るためにも必要です。
【関連】外壁塗装の見積もり時の注意点や見積書で確認すべき項目
④自治体に必要書類を提出
必要書類がそろったら、自治体に提出します。工事の着工前に提出しなければならないことに注意してください。
⑤審査後、決定通知書が届く
審査が終われば決定通知書が届くので、必要書類を提出したらしばらく待ちましょう。
⑥外壁塗装工事
助成金の交付が決定したら、3か月以内に外壁塗装業者に塗装工事を行ってもらいます。
⑦報告書を自治体に提出
自治体によっては、報告書の提出が求められるところもあります。報告書の代わりに請求書だったりもするので、内容を確認して出しましょう。
⑧助成金交付決定書、助成金額確定通知書が届く
報告書を提出後、今度は助成金額確定通知書が届きます。
⑨助成金が口座に振り込まれる
手続きがすべて完了したら、指定した銀行口座に助成金が振り込まれます。
助成金以外で外壁塗装費用をお得にするには
助成金以外で外壁塗装費用をお得にするためには、火災保険の適用、住宅ローン減税の適用の2つの方法があります。
火災保険の適用
火災保険は、災害で外壁に傷がついた場合などに活用できます。経年劣化では利用できない点に注意しましょう。
住宅ローン減税の適用
外壁塗装単体では住宅ローン減税の適用ができませんが、増改築などの大きな修繕と合わせる場合には対象となります。