新社会人の男性が仕事で悩むところ

社会人一年目で仕事ができなくて上司や先輩から怒られたり、お客さんを困らせたりして悩んでいる方も多いと思います。

著者もそうでしたが、社会人一年目は仕事ができなくて、失敗があることも当たり前だと思います。むしろ社会人一年目でいきなり仕事ができるような器用な人こそ、珍しい存在でしょう。

こちらの記事では、社会人一年目で仕事ができない理由や乗り切る方法などをご説明します。落ち込み過ぎずに、一年目を乗り切るための参考にしてください。

社会人一年目で仕事ができないのはある程度は仕方ない

繰り返しますが、社会人一年目で仕事ができないことは、ある程度仕方がない部分があります。やったことない仕事を割り当てられて、すでに数年間同じような仕事を続けてきた先輩・上司と同じような結果を出せと言われても難しいでしょう。

仕事ができるできないは教育制度にも影響される

そもそもの話ですが、社会人一年目の新人の仕事ができないのは、会社側に問題があることも多いです。いきなり現場に放り出されて、仕事ができなかったら怒られて…を繰り返していても、仕事に対して嫌になることが大半でしょう。

本来であれば、研修や教育によって新人を育てる意識を会社側も持たなければいけません。しかし、人手不足や教育・研修制度が整っていない会社では、社会人一年目もいきなり戦力として現場に駆り出されます。

おそらく、そのような会社は離職率も高くなっていると予想できます。新人の方も「教えてくれるから」と受け身だけでは良くありませんが、仕事ができないと怒られたからといって、自分を卑下しすぎないようにしてください。

「新人だから仕事ができない」はいつまで通用する?

社会人一年目でも1ヶ月目と12ヶ月では、だいぶ違いますよね。12ヶ月目の方は、来月には後輩も入社してきます。「新人だから仕事ができないのはしょうがない」と、いつまでも言う訳にもいきません。

これは仕事内容や会社の教育方針にもよりますが、半年を1つの目安にしてみてください。同じような業務を半年続けていて、その仕事ができなかったり、失敗が続いたりするようであれば、その仕事があなたに合っていない可能性もあります。

一方で、色々な業務を多角的に行う仕事であれば、仕事ができるようになるまで時間がかかるでしょう。その場合、どの業務を優先的に覚えていくかを上司に聞いたりして優先順位を決めてみましょう。

もちろん、半年で仕事をマスターできることはほとんどなく、そこから効率UPや質の向上などを目指し、仕事をよりできるようにしていくと、自身の成長に繋がっていきます。

社会人一年目が辛い時期になりやすい理由

社会人1年目で仕事ができない状態が続くと、辛い気持ちになって、人によっては仕事を辞めたいと思うことも出てくるでしょう。社会人一年目はどのような理由で、辛くなってしまうのでしょうか?

仕事内容やビジネスマナーを覚えるのが大変

社会人一年目は、業務内容もビジネスマナーも1からのスタートです。言葉遣いや名刺の渡し方など、業務以外でも覚えなくてはいけないことが沢山あります。その結果、焦って失敗したり、本来の業務に追いつかなかったりしてミスが起きてしまうものです。

仕事内容やビジネスマナーは、徐々に慣れていくことで克服することが一番です。数ヶ月〜半年もすれば立派に身に付く人も多いでしょう。

失敗してもめげずに上司に聞いてみたり、失敗した部分を自分でメモしてみるだけでも、徐々に改善できるきっかけになります。

慣れない環境で体調を崩しやすい

社会人一年目は、今までと環境がガラッと変わることにより、慣れない社会人生活で体調を崩してしまう方も多いです。また、就職と同時に「一人暮らし」を始める方もいるでしょう。

これまでは実家のご飯や家の片づけなども親がやってくれていましたが、一人暮らしになると自炊や洗濯などの家のことも全部自分でやらなくてはいけません。

ご飯を作るのが面倒くさく、外食を利用することも多くなりますが、栄養が偏り体調を崩してしまう理由のひとつにもなります。

初めての環境でキツく感じる方も多いと思いますが、これも徐々に慣れていきます。半年から一年もすれば、仕事帰りや休日に趣味の時間や友人と遊ぶ予定を入れる余裕が出てくるでしょう。

怒られることも多くメンタルをやられやすい

職場によりますが、社会人一年目は上司や先輩から怒られてしまうことも多いでしょう。怒られるたびに自分に対して悲観的になったり、上司のことがムカついたりしてメンタル的にも不安定になる時期です。

ただ、職場にいるのは怒ってくる上司だけではありません。状況を理解して話を聞いてくれる上司や先輩、同期などもいるはずです。そのような人たちを味方に付けることができれば、辛い社会人一年目も乗り切ることができやすくなります。

社会人一年目を乗り切るための心得

仕事ができずに辛い社会人一年目を乗り切るためには、今までと少しやり方を変えてみると改善されることもたくさんあります。社会人として働くのは初めてのことですから、分からないことがあるのも仕方ないことですね。これから徐々に良くしていけば良いだけなのです。

分からない事は遠慮せずに聞く

周りの上司や先輩が黙々と作業をしていると、質問したいことがあっても中々聞きづらいです。しかし、分からない事は積極的にどんどん質問していきましょう

業務中に聞くのが難しいようであれば、仕事終わりに軽く相談するだけでもご自身の成長速度が違います。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」とはまさにこのことで、社会人一年目だからこそ、分からないことを聞きやすい状況だとも言えます。

もし社会人一年目で分からないことを放置して二年目以降になった場合、「え?まだそのこと知らないの?」などと思われてしまうこともあります。ご自身が成長することは、結果的に会社のためにもなりますので、遠慮せずにどんどん質問していってください。

できなかったことや覚えたことをメモする

分からない事を積極的に聞くことは良いことですが、同じような質問を何度も繰り返すことはよくありません。教えてもらったことなどは、忘れないようにメモに残すことをおすすめします。

メモをする良い点としては、忘れないことは当然ですが、書き出すことで覚える速度も上がります。

手や指は大脳と密接につながっているので、手書きは脳の活性化につながり、良いアイデアが浮かんだり、記憶が定着しやすくなったりというメリットもあります。

引用元:メモ帳一つで人生が豊かになる!メモ帳活用法やメリットとは | セゾンのくらし大研究

また、本質的ではないかもしれませんが、聞いたことをメモに取っていると、周りから好印象を持たれることも多いです。会社から評価されるためには、「人付き合い」や「印象」という部分もとても大事です。

「仕事はあまりできないけど、先輩から気に入られているから給料が上がる」ということも全く珍しいことではありません。メモを取るメリットはとても大きいので、新社会人に取り入れて頂きたいことのひとつです。

不安や悩みを相談できる相手を持つ

何度かお伝えしているように、社会人一年目で仕事ができないことに共感や理解を示してくれる人が必ずどこかにいるはずです。そのような人に気軽に相談できる関係を作っておくことで、今後の社会人生活の楽さも大きく変わってきます。

おすすめは年齢が近い先輩や、部署内でも優しいと評判がある上司です。先輩として1年目をどのようにして乗り越えていったか、リアルなアドバイスもしてくれるでしょう。反対に、同期にばかり相談していると、なかなか解決策は見つからず、仕事や上司の愚痴ばかりになりがちなので要注意です。

まとめ

社会人1年目は、0からのスタートですから、仕事ができない状態でも仕方がないことです。大事なことは、「仕事を覚えよう」「乗り越えてやろう」という本人の意思です。あとは経験によって仕事も徐々にできるようになっていくでしょう。

確かに社会人1年目は、覚えることも多くて、慣れない生活を強いられるため、大変に思う期間でもあります。しかし、そこを乗り越えられれば、資金面でも徐々に余裕ができてきて、趣味や休みの楽しみ方などを見つけられるようになり、社会人なりの楽しみ方をどんどん知っていくこともできます。