フリーター女性の就職事情|就職が難しい理由や成功のための秘訣

一般的に、フリーターから正社員への就職は比較的難しいと言われていますが、女性フリーターの就職難易度はどの程度のものでしょうか?

先にお伝えすると、女性フリーターの方が男性フリーターよりも正社員での採用がされにくい傾向にあります。

こちらの記事では、女性フリーターの就職活動が難航してしまう理由や対処法をお伝えします。

本記事をこれからの考え方や就職活動の参考にしていただき、これからの就職活動の参考にしていただけると幸いです。

フリーター女性の就職は難しい?

フリーターから正社員に就職するにあたって、男女で難易度に差はあるのでしょうか?

冒頭でもお伝えしたように、女性フリーターの方が男性よりも就職が難しい傾向にあるようです。根拠として、厚生労働省が出した1つの資料が挙げられます。

正社員雇用転換率 引用:正規雇用へ転換した方の特徴と影響|厚生労働省

上記のグラフは、非正規社員から正規社員へと転換した人の割合です。男性の平均が9.2%に対して女性は3.4%しかありません

男女別就業状況
男性 女性
正社員 64.9% 40.3%
非正規社員 16.8% 48.5%
自営・役員等 18.3% 11.3%

参考:女性活躍の現状(2021年)|マイナビ

また、別の調査では、男性よりも女性の方が非正規社員が多いという結果も出ています。

女性の正社員採用が少なくなる理由

企業側の本音としては、女性に対して正社員雇用を慎重になっている企業も少なくないようです…。

女性の正社員化が敬遠されてしまう理由として、次の内容が挙げられます。

  • 結婚・出産により早期退職をされる可能性がある
  • 育休・産休を取る可能性が高い
  • 家庭やプライベートを優先するので責任がある仕事を任せにくい

近年は男女平等がより強く言及されており、表立って「女性だから」と不採用にされることはないでしょう。

しかし、本音の部分ではどこか女性社員の採用に対して慎重になっている企業も多いと言えます。

フリーター女性が就職するメリット

女性フリーターが正社員に就職することは少し難易度が高くなりますが、次のようなメリットがあります。

  • 経済的な余裕が生まれる
  • 仕事での出会いが増える
  • 将来もらえる年金が増える
  • 育休で子育て中もお金がもらえる
  • 子育てが一段落した後も再就職がしやすい

正社員として働くことは、金銭的、将来的なメリットも大きいです。そのため、今少し大変な思いをしても、頑張って就職活動を続けることをおすすめします。

経済的な余裕が生まれる

フリーターとして働いている場合、毎月の収入が不安定であるため、生活費のやりくりが大変な場合があります。

また、福利厚生や社会保険の加入も手薄で、病気やケガなどで働けなくなった時の金銭的リスクも高くなります

正社員になることで、基本的に賃金は上がり、福利厚生や社会保険の加入などによって経済的な余裕も出てくるようになります。

仕事での出会いが増える

就職の動機に出会いを求めることは本筋から外れてしまいますが、正社員になることで出会いが増えることは事実です。

正社員になると仕事の幅も広がり、他部署や取引先などと関わる機会が増えます。

また、職場以外でも社会人サークルや研修、業界のイベントなどに出席する機会も増え、色々な分野の人と出会うことができるでしょう。

金銭的に余裕が出てくるので、出会いの場に積極的に出かけることが増える人もいます。

将来もらえる年金が増える

フリーターは、年金として将来もらえるお金の額も低くなります

フリーターだと、年金は基本的に「国民年金のみ」に加入していると思いますが、正社員になると「厚生年金」にも加入することになります。

厚生年金に加入していると、将来もらえる年金は手厚くなります。

また、厚生年金に加入しているフリーターの場合であっても、厚生年金で支給される金額は過去の年収に応じて決定されるため、収入が低いフリーターは貰える年金も低くなりがちです。

女性フリーターは、その日その月を生活することに一杯一杯で、なかなか貯金ができない現状もあります。

将来的に定年する年齢を迎えた時にも生活資金が足りなくて、働き続けなくてはならない事態も起こってしまうでしょう。

育休で子育て中もお金がもらえる

正社員になった方が、「育休によって子育てをしながらお金を貰える」というメリットも大きいです。

雇用形態に関わらず、フリーターでも産休や育休の取得は労働基準法で定められていますが、実際には正社員の女性が育休を多く取っている事実があります。

育児休暇制度の取得状況 参考:仕事と家庭の両立に関する実態把握のための調査|厚生労働省

厚生労働省によると、女性正社員の71%が「育児休業制度を利用した」と答えたことに対して、非正社員の女性は22%にとどまっています。

育休は法律で認められている権利ではありますが、フリーター女性にはまだまだ浸透していない現状があるようです。

子育てが一段落した後も再就職がしやすい

さらに、正社員には、育休取得と併せて子育てが落ち着いた後に同じ職場で復職しやすいメリットもあります。

出産後の就業変化 引用:育休取得・職場復帰の状況|厚生労働省

上図は、正社員とパートの第一子出産後の就業状況の変化についてです。正社員女性は50%以上が元の職場に復職していますが、パートの場合は20%未満となっています。

また、同じ会社に復職しない場合であっても、出産前に正社員として働いていた経験を活かし、再就職先も見つかりやすくなります。

フリーター女性の就職でおすすめの職種

これから正社員に就職しようと考えているフリーター女性は、未経験歓迎やフリーターからでも就職しやすい職種も候補に挙げておきましょう

こちらでは、フリーター女性の就職でおすすめの職種を3つご紹介します。

事務職

事務職は、どのような会社にも必要な業務であるため、求人数が多く需要があります

求職者にとっても選択肢が多く、就職の可能性が高い職種と言えます。未経験歓迎の求人も多く、フリーターで特定のスキル・知識を持っていなかった方でも採用されるチャンスがあります。

また、パート・アルバイトでの応募も多く、パート採用から正社員登用を目指す方法も取れます。

資格は問われないことが多いのですが、日商簿記検定MOS (ExcelやWordなどのスキルを証明する資格)などの資格があると採用されやすく、多くの仕事で役立てることもできます。

事務関連の仕事を目指す方は、フリーター期間中に資格を取ることも視野に入れましょう。

美容系の職種

美容関係の仕事は、女性に人気で男性と競合することも回避しやすいので、フリーター女性でも正社員を狙いやすい職種です。

美容に関する仕事としては、美容師やエステティシャン、メイクアップアーティスト、ネイリスト、アロマセラピストなど、さまざまな職種があります。

資格が必要とされる仕事もありますが、未経験歓迎の求人も多く、働きながら技術や知識を身につけていくことも可能です。

また、仕事柄人と多く触れることになり、自分自身が綺麗になっていき、コミュニケーション能力も高まります。

一方で、「立ち仕事や体力仕事が意外と多くしんどい」「化粧品や衣類を自分で用意する必要があり余計な出費が増える」などのデメリットもあります。

医療や介護系の職種

医療や介護の仕事は、女性が多く活躍している業界で、フリーター女性でも正社員で就職が狙いやすい職種です

また、パートやアルバイトで働く女性も多く、そこから社員登用を目指す方法も取れます。

人手不足に陥りやすい業界でもありますので、フリーターからでも採用されるチャンスは十分にあり得るでしょう。

人と関わることが前提の仕事なので、人の役に立てているという「やりがい」を強く感じられます。

その一方で、患者や利用者などから理不尽な扱いを受けて精神的に負荷がかかることもあり得るでしょう。

体力的に負担が大きい仕事でもある上に、夜勤や長時間労働などもあり、肉体的に疲弊することもあります。

このような働く上で大変な部分も理解し、就職先をしっかりリサーチして自分でもやれると納得した上で応募することをおすすめします。

フリーター女性の就職でよくある質問

最後に、フリーターの女性が就職をするにあたってよく感じる疑問についてお答えします。

30代のフリーター女性だと就職は厳しい?

女性は男性よりも正社員として就職しにくいとお伝えしました。30代になるとさらに就職しにくくなるのでしょうか?

フリーターから正社員になれた割合

引用:正社員?フリーター?何が違うの??厚生労働省

一般的に、フリーター期間が長くなるほど正社員になることも難しくなっていきます

ただ、正社員に就職ができないというわけではありません。

本気で就職を目指すのであれば、複数の会社から不採用の通知を受けても諦めずに、職種や条件にこだわり過ぎず幅広い会社に応募する必要性も高くなるでしょう。

高卒資格なしのフリーター女性におすすめの職業は?

高卒資格なしのフリーター女性におすすめの職業は、まず、上記でもご紹介した次の職業が挙げられます。

  • 事務職
  • 美容系
  • 医療・介護系

ただし、上記の仕事は資格や経験が求められる場合もあります。

未経験歓迎でかつフリーター女性でも就職しやすい職業には、さらに次のような職業があります。

  • 営業職
  • IT系
  • 販売・サービス業

繰り返しになりますが、職種や会社にこだわりすぎず、幅広く応募してみることで就職される確率を上げることができます。

フリーター女性は結婚できない?

フリーターだから絶対結婚ができないという理由にはなりません

フリーターでも同級生や良い出会いがあって結婚まで至る人もいれば、結婚後に専業主婦として職業に就かない方もたくさんおられます。

ただし、次のような理由で結婚できる可能性が下がることはあり得ます。

  • 収入が不安定
  • 出会いが少ない
  • 育休制度などの利用がしづらい

結婚願望があって、現在良い出会いがないのであれば、何かしらの現状を変える必要もあるかもしれません。

その変えるべき項目の1つが職業かもしれませんね。職業を変えるだけでも大分環境が変わって人生も変わっていくことでしょう。

まとめ

女性のフリーターは男性フリーターよりも正社員で就職しにくい現状にあります。正社員での採用が慎重になってしまう理由は、寿退社や育休利用などが敬遠されていることが大きいです。

しかし、女性が多く活躍する業界や会社も多くあります。職業や労働条件にこだわり過ぎずに、幅広く仕事を探してみることで、正社員で採用してくれる企業は必ず見つかることでしょう。

女性フリーターの就職におすすめの職業としては、次の職業が挙げられます。

  • 事務職
  • 美容系
  • 医療・介護系
  • 営業職
  • IT系
  • 販売・サービス業

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