転職をじっくり検討したい人は、とりあえず転職エージェントに登録だけしておこうと考える方もいます。
しかし、今すぐ転職したいわけではないため、登録だけするのは気が引ける人もいるでしょう。
この記事では、転職エージェントは「登録だけすることはOKなのか」についてご紹介し、そのメリットやデメリットについても解説します。
転職エージェントに「とりあえず登録だけ」はOK
結論からお伝えすると、転職エージェントに「とりあえず登録だけ」するのはOKです。そもそも、転職するタイミングは個人の自由ですし、登録してからすぐに転職しなければならないといったルールもありません。
ただし、すぐの転職を希望していない場合は、登録後の面談にて「すぐに転職はしない」ことを担当のキャリアアドバイザーに正直に話す必要があります。
理由は、すぐに転職する意思がないことを伝えないとエージェント側から連絡が頻繁にくるため、対応が面倒くさいということもあるでしょう。
また、エージェントからの連絡をないがしろにしていると、転職する意思がないと判断され、いざという時に転職をサポートしてくれない可能性もあります。
たとえすぐに転職しない場合でも、現状の転職に関する認識を共有することで、転職意向が強くなった時に親身にサポートしてくれるようになるでしょう。
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転職エージェントに登録だけするメリット
転職エージェントに登録するだけだと、気が引けると思う人も多いですが、登録するだけで以下のメリットを感じられます。
- すぐにサポートを受けられる
- 求人情報を送ってくれる
- 非公開求人を見ることができる
それでは、3つのメリットについて詳しく解説します。
すぐにサポートを受けられる
転職エージェントを登録すれば、いつでもサポートが受けられます。現段階で、転職意向が強くなくても、今後の転職活動に対しての不安や疑問点などをすぐに相談できます。
不安や疑問点が出てから転職エージェントに登録するのでは手間がかかるため、あらかじめ登録しておくとスムーズに使いこなすことが可能です。
また、優良な求人情報をスルーしないためにも、転職エージェントに登録だけしておくと後の転職活動に活かせるでしょう。
求人情報を送ってくれる
転職エージェントに登録後、あなたが希望する条件に適した求人を紹介してもらえる点も大きなメリットです。
特に長年のキャリアや専門的で高度なスキルを持っている人であれば、すぐに転職する予定がなかったとしても求人情報を多く送付してもらえます。
適度に求人情報を見れば、自分に最適な企業が見つけやすくなり、転職時期を早めることも可能です。良い企業の求人を見逃さないためにも、登録だけしておくのも良いでしょう。
非公開求人を見ることができる
各転職エージェントは、転職サイトや求人サイトなどでは見られないような非公開求人を取り扱っています。
非公開求人は、競合を避けつつ優秀な人材を取りたい企業がエージェントに依頼して出す求人です。そのため、優良な求人が多く、いい企業と巡り会える可能性が高まります。
特に自分のスキルや経験に自信がある人は、非公開求人に応募すれば選考が通りやすくなるのも大きな魅力です。早めに内定が取れることにも繋がります。
このように、転職エージェントに登録しておくと非公開求人の優良企業も見られるため、求人の幅を広げられるでしょう。
転職エージェントに登録だけするデメリット
転職エージェントに登録するだけで多くのメリットを得られますが、中にはデメリットも存在します。転職エージェントに登録だけするデメリットは、以下2つです。
- 連絡が来て面倒くさい
- 転職意欲がない人だと判断され相手にされない
それでは、順番に解説します。
連絡が来て面倒くさい
転職エージェントに登録だけする大きなデメリットとして、連絡が頻繁にくることが挙げられます。
そもそも転職エージェントは、登録が完了するとキャリアアドバイザーから面談の日程連絡がくる仕組みです。
ただ登録した人にとっては、面談日程の調整連絡すら面倒くさいと感じるでしょう。また、登録した際に記入した転職先の希望条件に基づき、求人紹介のメールが来るようになります。
大量の求人紹介メールが届くようになるため、鬱陶しいと感じるようになるでしょう。このように、頻繁な連絡がくることを面倒くさいと思うことが懸念点となるのです。
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転職意欲がない人だと判断され相手にされない
転職エージェントに登録だけするのは、転職に前向きな人ではないと判断されるようになります。
大前提として、転職エージェントは企業に人材を紹介して内定に繋げられると、成果報酬がもらえる仕組みです。
キャリアアドバイザーにノルマが課せられていることもあるため、優秀な人材をなるべく早く企業へ紹介したいと感じています。
仮に登録だけしておくとなれば、転職の時期がハッキリとしないため、優先順位が低くなりがちです。
転職意欲がない人だとみなされると、いざ転職のサポートを受けたい時に後回しの対応となる可能性もあります。
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登録だけでもOKな転職エージェント
「転職はまだしないけどとりあえず登録だけしたい」と思う人は、登録だけでもOKな転職エージェントを選ぶのをおすすめします。ここでは、登録だけでもOKな2つの転職エージェントをご紹介します。
doda
dodaは、公開求人が約10万件以上ある業界最大規模の転職エージェントです。サポートが手厚い点が大きな特徴で、初心者の人でも安心して利用できます。
特に履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策など、業界の転職市場の特徴や企業が求める人材などを踏まえてアドバイスしてもらえます。
また、企業からのスカウトも多く、自己PRを魅力あふれるものにすれば、多くの企業からスカウトをもらえることもあります。
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リクルートエージェント
リクルートエージェントは、公開求人数・非公開求人合わせて約53万件あり、サポート実績がNo.1の大手転職エージェントです。
地方にも対応しているため、地方にお住まいの方にもおすすめできます。 リクルートエージェントの大きな特徴は、無料受講セミナーが受けられることです
書類の書き方や面接での受け答え方などをイチから丁寧に学べます。そのため、転職に対する不安を軽減でき、安心して転職活動に臨めるでしょう。
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転職エージェントに登録だけしたら今の会社にバレる?
転職エージェントに登録すると「今働いている会社にバレるのでは?」と不安に思う人もいるでしょう。結論から言うと、基本的にバレることはありません。
キャリアアドバイザーが身バレしないよう柔軟に対応してくれますし、企業へ直接応募することがないため、会社に発覚する可能性は極めて低いです。
ただし、あなたが職場の同僚に転職することを伝えている場合、知らない間で広まる可能性があります。
もしバレるとなれば、あなたの不注意が原因となるため、転職エージェントに登録していることを職場の人に話さないようにしましょう。
転職エージェントに登録するタイミング
転職エージェントに登録するタイミングに悩む人もいるでしょう。しかし、転職するタイミングは人それぞれ違うため、一概に「このタイミングが良い!」とは断言できません。
まずは、自分が定めている転職希望時期から逆算することが大切です。一般的には転職するのに3ヵ月程度かかると言われています。
例えば、10月に転職をしたいのであれば、7月頃に転職エージェントに登録すれば、ある程度余裕を持って転職活動ができるでしょう。まずは転職時期を明確にし、それを踏まえた上で転職エージェントに登録しましょう。
まとめ
本記事では、転職エージェントは「登録だけ」がOKなのかについてご紹介し、そのメリットやデメリットについても解説しました。
転職意向が強くなくても、とりあえず転職エージェントに登録することは問題ありません。
すぐにサポートを受けられますし、求人情報を隈なくチェックできるため、いつ転職しても良いように登録だけでもしておきましょう。