スマホの履歴を確認しているところ

パートナーの浮気が疑わしい場合、ソフトバンクやauなどのキャリアから通話明細を取り寄せて浮気相手の特定や証拠にしたいと考えている方もおられるでしょう。

結論を先にお伝えすると、ソフトバンクやauなどの通話明細だけでは相手の特定も浮気の証拠にすることも難しいです。本記事では、通話明細で浮気を調べることにあまり意味がない理由や通話履歴以外の浮気の証拠集めについてご紹介します。

少し考え方を変えるだけでも、意外と身近に浮気の証拠・痕跡が残っていますから、ぜひ参考にしていただいて、できる部分から浮気調査をしていってください。

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ソフトバンクやauの通話明細で浮気を調べるのが難しい理由

冒頭でもお伝えしたように、ソフトバンクやauなどのキャリアの通話明細だけで浮気を調べることは非常に難しいです。大きな理由は次の2点です。

  1. 本人でないと通話明細を取り寄せるのが難しい
  2. 通話明細だけだと浮気の証拠として弱い

ズバリ申し上げると、手間がかかる割に特に大した成果・証拠を得られることもありませんので、他の方法を取った方が効率的だと言えるのです。

本人でないと通話明細を取り寄せるのが難しい

通話明細の確認方法は、「WEBサイト」「店頭」「電話」の主な3種類です。このうち「店頭」「電話」での請求は、原則本人からで、家族の方が代わりに申し込む場合にも本人確認ができる身分証明証が必要になります。

また、通話明細の発行をした場合には、電話の持ち主に対してメールやSMSで通知がされますので、本人に気づかれずに通話明細を発行することが実質不可能になります。

「WEBサイト」の場合、契約状況によっては直近数ヶ月の通話明細を観覧することは可能です。ソフトバンクの場合、MYソフトバンクにログインして、有料の「通話料明細オプション」に加入しておく必要があります。

また、ログインのためにID・パスが必要になりますが、本人に無断でパスワードが必要なサイトにログインした場合には「止法違反になります。

なお明細書として書面で欲しい場合には、こちらも本人からの申し込みが必要になり、上記と同じく発行された旨の通知がされます。このような理由から、本人以外の通話明細の発行は困難になります。

通話明細だけだと浮気の証拠として弱い

通話明細を入手できたとしても浮気の証拠能力として非常に効果が乏しいと言えます。通話明細で知れる内容は、基本的に次の項目のみです。

  • 通話日時
  • 通話時間
  • 相手の電話番号

たとえ頻繁に同じ電話番号に通話していたとしても、それだけで浮気をしているとは到底決めることはできません

また、LINEやアプリの無料通話で連絡を取ることも珍しくはないため、キャリアの通話明細を調べたとしても、浮気相手の情報が一切出てこないことすらあるでしょう。

各キャリアの通話明細を取り寄せる方法

このように、浮気の証拠集めとしては、あまり意味を成さない通話明細の確認ですが、それでも通話明細を取り寄せたいと考えている方は、次の方法によって通話明細を取得することができます。

上で触れたように、本人確認が行われることや、明細書を発行した際には携帯電話の方に通知が行く点は注意しておきましょう。

Softbank

Softbankの場合、原則的にMy Softbankから通話明細を発行します。上で触れたようにMy Softbankにログインする際に、IDとパスワードが求められますので、本人に無断でログインすることで、たとえ配偶者でも不正アクセス禁止法違反になり得ますので注意してください。

取り寄せ方法 注意点・詳細
My Softbank オプション加入済 My Softbankから無料で印刷可能
オプション未加入 1ヶ月分220円+郵送料84円で取り寄せる
チャットサポート 契約者本人のみ

チャットサポートからも明細発行の申請ができますが、こちらも契約者本人しか対応してもらえません。また、発行・郵送後には契約している番号に通知がされます。

よって、あなたが配偶者等の携帯電話の契約者にでもなっていない限り、通話明細を勝手に発行してもらうことが難しくなります。

au

auの場合、次の3つの方法から通話明細の確認や発行の申請を行うことができます。

  1. My au
  2. 店頭
  3. 電話

My auの場合は、観覧のみも可能で料金もかかりません。ただし、ログインが必要であるため、勝手にアクセスすることで不正アクセス禁止法違反になることは変わりません。

店頭・電話では紙での明細書の請求が可能で、その場合110円がかかります。詳細は書かれていませんが、発行にあたって契約者の本人確認を求められることになるでしょう。

安易に第三者に通話明細を渡してしまうことで、個人情報漏洩や犯罪への悪用などの危険性を生じさせてしまうからです。

docomo

docomoの明細確認は、原則的にWEBからのみとなります。My docomoにDアカウントを使ってログインすることで通話明細の確認が可能です。

また、ログインする際には、契約者本人の携帯電話にSMSで送信されるワンタイムパスワードを入力する必要があるため、勝手に通話明細を見ることは難しいでしょう。

パートナーの浮気で通話明細からわかること

このようにして通話明細が取得できたとして、通話明細には次の内容が記録されています。

  • 利用日
  • 通話開始時間
  • 通話時間
  • 相手電話番号

この内容だけで浮気相手や浮気の事実などを知ることができるのでしょうか?

相手の電話番号と通話時間や頻度

通話明細を取得できたとしても、電話した相手の番号や時間帯くらいしか分かりません。電話番号から名前がわかる可能性もありますが、ニックネームなどで登録していれば、性別の判断も難しいでしょう。

仮に頻繁に電話する相手が女性だったとしても、相手とどんな関係性なのかわからず、浮気の証拠として非常に弱いです。

対処法としては、よく電話する時間帯と場所を特定しておき、その場所に盗聴器を設置して通話内容を記録する方法があります。倫理的な話は別に置いておいて、同居人の場合、家の中に盗聴器を仕込んでいても取り締まる法律はありません。

電話番号から弁護士照会で特定できる可能性

弁護士の場合、電話番号から相手の氏名や住所等の情報を入手できる場合があります。弁護士が個人情報を入手できる理由として、法律上認められた弁護士会照会制度を使うことができるからです。

弁護士会照会とは、弁護士が依頼を受けた事件について、証拠や資料を収集し、事実を調査するなど、その職務活動を円滑に行うために設けられた法律上の制度(弁護士法第23条の2)です。

引用元:弁護士会照会制度|日本弁護士連合会

弁護士照会があることで、弁護士は依頼を受けた事件の証拠や資料を集めやすくなります。

ただし、弁護士照会を使ってもらうためには、弁護士への依頼はもちろんですし、他に浮気の証拠がないと利用することができませんので、前もって別の証拠を見つけておかなくてはなりません。

通話明細以外で浮気の証拠を確保するには

繰り返しますが、通話明細だけでは浮気の証拠としては非常に弱いです。そもそも勝手に通話明細を入手することは困難です。

これから浮気の証拠を見つけようと考えている方は、次のような方法によって、別の観点から浮気の証拠を探してみることをおすすめします。

  • 持ち物を調べてホテル等の明細を探す
  • スマホ内を探して浮気相手との画像や動画を探す
  • メールやメッセージの内容を確認する
  • 浮気が怪しい日の行動を尾行する

上の方から難易度も低く、身近でやりやすい方法ですので、できる範囲を実践してみてください。特に尾行は、非常に難易度が高く、ターゲットにバレてしまうリスクもあるため、経験があるような人でもない限り避けておきましょう。

やはり確実に浮気の調査を掴みたいのであれば、費用はかかってしまいますが探偵に浮気調査を依頼することが一番です。 相談自体は無料でできて、浮気調査に関する簡単なアドバイスもしてもらえますので、まずは気軽に相談してみてください。

まとめ

Softbankやauなどのキャリアから通話明細を取り寄せて、浮気の証拠にする方法はおすすめすることができません。契約者本人以外の人物が本人に知られず入手することがほぼ困難な上、仮に入手できたとしても浮気の証拠として非常に弱いからです。

浮気の証拠を見つける際には、通話明細にこだわりすぎず、身近にある証拠がないかから探してみましょう。探偵に依頼すれば、尾行等の方法で浮気相手の特定や証拠入手を行ってくれますので、まずは相談してみることをおすすめします。