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これから営業職に転職をしようとしている方は、自分が営業に向いているか気になるところですよね。営業には厳しいノルマがあったり、高いコミュニケーション能力が必要だったり、自分に出来るのか心配している方も多いはずです。

先に営業職に向いている人の特徴をまとめると次の通りです。

  • 人と会話したり喋るのが好き
  • 計画力があり準備を怠らない
  • メンタルが強いと言われる
  • 体力があり体を動かすのが好き
  • 好奇心旺盛で行動力がある

営業職は売上目標などを設定されていることもあり、達成か未達かがはっきり分かりやすい職種でもあります。

向かない人が無理に営業職を続けてしまうと、なかなか結果を出すことができず、会社からの評価も上がらないまま転職や配置転換になってしまうことも起こり得ます。

しかし、それはあなたが仕事が出来ないのではなく、単に営業に向いていないだけです。できる限り、営業職に就く前にご自身が営業に向いているかどうかを知っておくことをおすすめします。

営業職に向いている人の特徴

早速、どのような人が営業職に向いているのかをご紹介します。冒頭でもお伝えしたように、次の性格・特性がある方は営業職に向いています。

  • 人と会話したり喋るのが好き
  • 計画力があり準備を怠らない
  • メンタルが強いと言われる
  • 体力があり体を動かすのが好き
  • 好奇心旺盛で行動力がある

以下では具体的にどのような性格・特徴が営業職の仕事内容と合っているのかをご説明します。

人と会話したり喋るのが好き

営業職は色々な人と接する機会が多いとのイメージを持っている人も多いでしょうが、実際にその通りです。人との会話が好きであれば、会話やコミュニケーションを仕事の一部にできますので、そこまで負担を感じずに仕事を進めることもできます。

メルアポやSNSを使った営業などもありますが、やはり営業をするにあたっては基本的に人と会って話すことが前提です。例えば、コミュニケーションを取る中で、相手の不安や悩みなどを探り出すことができ、自社の製品・サービスを提案していきます。

単に自社製品を一方的にアピールするのはコミュニケーションではありません。営業する対象となる人も様々な業界・職種・年齢・性格の人になってくることも多いので、臨機応変なコミュニケーションも必要になります。

人と接することが苦手な方であれば、日頃のちょっとした仕事内容から大変で苦痛にも感じてしまいます。本当に自分が初対面の人・様々な年代・職種の人たちと話しても大変に思わないかどうかを考えてみましょう。

計画力があり準備を怠らない

営業は、お客さんに営業するだけが仕事ではありません。多くの会社で営業職の人に対して売上目標などが設定されており、その目標を達成するための計画を立て、売上目標から逆算して、日々の行動や準備などを取っていかなくてはなりません。

また、営業先のことを調べたり、資料を事前に準備することも多いです。行き当たりばったりの勢いだけで営業がうまくいくとも限りません。計画力や事前準備の徹底も営業をする方に必要な能力です。

メンタルが強いと言われる

売上目標があることもあり、営業職は個人の成績がはっきり分かりやすい職種でもあります。会社の社風にもよりますが、売上目標の未達が続けば、上司からも厳しく叱責を受け、大きなプレッシャーを感じてしまうこともあるでしょう。

同僚と成績を比較してしまい落ち込みやすいような方は、メンタル的な弱さから十分にパフォーマンスを発揮できないようなことも起こり得ます。逆に劣勢にある状況でも負けん気の強さで盛り返すことができるようなメンタルの強さを持っている方は、最終的に営業で結果を出していけることでしょう。

体力があり体を動かすのが好き

特に訪問がある営業職では、1日に何件も訪問先を訪れることもあり、体力勝負になることも多いです。都内であれば電車移動が主になり、会社→駅→訪問先を繰り返すことも多くなります。

駅からオフィスに向かう徒歩が続くことも地味に体力を削り、そのことを負担に感じる人も出てきます。特に夏や冬は気温の変化も大きく影響してくるので、体力や体調に自信がある人でないと、肉体面でも大変さを感じるシーンが出てくるでしょう。

また、風邪などの体調不良になりやすい方も注意が必要です。風邪で会社を休むことが多ければ、その度に訪問予定を変更してスケジュール調整を繰り返すような機会も増え、余計な仕事の負担が増えてしまいます。

好奇心旺盛で行動力がある

人とコミュニケーションを取って営業をうまく行かせるためには、流行りや最新情報などに興味を持って、いろいろな情報をインプットしておくことで営業時の会話の引き出しが多くなります

知識が豊富になることで、相手との会話が弾んだり、興味を持ってもらえることもあります。そうすれば、相手との関係が深くなり、営業にも良い影響があるでしょう。

営業職に向いていない人の特徴

営業職に向いている人がどのような人かおおよそイメージがつきましたでしょうか? 先ほどの営業職に向いている人の反対になる部分もありますが、営業職に向いていない人の特徴をご紹介します。

【関連】向いてる仕事がわからない時の見つけ方や転職時にすべきこと

人見知りな人

営業の種類にもよりますが、基本的に営業する対象は初対面の人がほとんどです。営業するたびに緊張してしまったり、言いたいことが言えなかったりすれば、契約が取れる可能性も下げる上に、あなたにとっても負担が積み重なっていきます。

場数を踏むことで乗り越えられることもありますので、その人の性格・性質によることも多いので、これまでの人生で初対面の人に積極的に話しかけることが苦手だった人は、営業職には少し不向きだと考えられます。

プライドが高い人

自分に自信を持って自社製品をアピールすることは大事ですし、「そこまで自信があるなら使ってみるか」と売上に繋がることもあります。しかし、変にプライドが高い人だと、その態度がお客さんにも伝わって良い結果にならないこともあります。

営業は、自社製品を使ってもらって、その人をより良く便利にすることが目的であって、自社製品を押し付けるようなことではありません。

落ち込みやすい人

営業職には売上という分かりやすい結果があります。

うまくいけば良いのですが、うまくいかなければ自分自身にプレッシャーを感じてしまったり、上司に厳しく指摘されたり、同僚と比較して落ち込んでしまったり…と、精神的負担がどんどん積み重なってしまいます。

落ち込みやすい人は、日々のプレッシャーが負担になり、早期に転職しやすい理由にもなってしまいます。

営業職に向いている人が持つスキルとは

向き・不向きは本人の性格によるものも大きいので、なかなか変えられない部分も出てくるでしょう。しかし、スキルであれば今の仕事や営業をしながらでも身につけて高めていくこともできます。

リクナビネクストの営業職に就いている1500人を対象にしたアンケートでは、営業職に求められるスキルは次のような結果になっています。

営業職に必要不可欠なスキルは?
スキル 回答率
課題発見力 11.44%
ヒアリング力 11.40%
対人コミュニケーション力 8.71%
情報収集力 8.44%
ロジカルシンキング力 7.21%

引用元:営業職1500人に聞いた「16分野別」絶対不可欠スキル|リクナビNEXT

これから営業職に就く・就きたいと考えている方は、仕事をしながら次のスキルを高めていくことも考えてみてください。

課題発見力

営業だけではありませんが、多くの仕事では試行錯誤を重ねながら結果を出していくものです。特に営業では、契約を取れた・取れなかったと、結果がすぐに分かりやすいです職種です。

契約が取れなかったなら、なぜ取れなかったのか?取れた場合にはなぜ取れたのか?と、課題を見つけて試行錯誤をしていくことで、徐々に結果にも繋がっていくでしょう。

ヒアリング能力

何度もコミュニケーション能力が大事だとお伝えしていますが、その中でも相手から話を聞き出すヒアリング能力も特に営業では大事になってきます。

営業では、自社製品をアピールするだけではなく、相手の悩みや不便に思っている部分を聞き出し、それを改善して良くしていくために自社製品を提案します。

何気ない会話をしながら効果的な質問で悩みなどを聞き出して、包み隠さずに話してもらうことで提案のヒントをたくさんもらえるようになるでしょう。

コミュニケーション能力

やはり営業にとってコミュニケーション能力は必要不可欠です。上記の聴く能力も大事ですし、自社商品を魅力的に伝える能力ももちろん大事です。他にも、相手と無理ない感覚で距離感を詰めていけたり、信頼してもらえたりする能力もコミュニケーション能力です。

仕事に限らずいろいろな人と話してみて、相手がどのようなことを考えているか?どういうニュアンスで伝えれば伝わるか?どのような距離感を保てば良好な関係が継続するか?などを考えながらコミュニケーション能力も高まっていくでしょう。

営業職に向いている人か診断できるツール

ここまでどのような人が営業職に向いているか・向いていないかをご紹介しましたが、実際にご自身の性格にも当てはめてみて、営業に向いているかどうかを調べてみてはいかがでしょうか?

こちらでは、営業職に向いている人かどうかを診断できるツールを2つご紹介します。簡単に無料で診断できますので、気軽に使ってみてください。

営業職適性診断 – Questi

営業に向いているかどうかを診断してくれるツールが『Questi』です。合計20問の質問に対して、「そう思う」から「そう思わない」までの5段階の回答をしていくだけの診断です。

2〜3分で回答できるものですので、深く考え過ぎずに直感で答えていきましょう。診断結果は、全体の性格から何%営業に向いているかを診断してくれます。それに合わせて10種類の性格診断の解説をもらえます。

1分でわかる営業タイプ診断 - SALES SOLDIER

営業に向いているかどうか?ではなく、あなたが営業の中でもどのようなタイプに該当するのかを診断してくれるツールが『SALES SOLDIER』です。質問数は19問。こちらも数分で完了するでしょう。

診断結果はRPGゲームのキャラクターのように、8つの属性と5つのタイプで結果を出してくれて、少し楽しみやすいようになっています。

まとめ

営業職は売上という結果が分かりやすい職種ということもあり、向き不向きが分かれやすい職種でもあります。

営業職に向いていない方が仕事を続けてしまうと、あなた自身にとってもストレスが積み重なってしまう原因にもなります。また、結果もなかなか出なくてプレッシャーにもなり、会社からの評価も上がりにくくなります。

実際にやってみないと向いているかどうか分からない部分もありますが、これまでのあなたの性格や考え方から、ある程度営業に向いているかどうかも判断できるでしょう。