「看護師の転職サイトは使わない方がいいと言われているけどなぜ?」
「看護師の転職サイトを使うと不利になる?」
看護師の転職サイトについて、このような疑問を抱える人もいるのではないでしょうか? 看護師の転職サイトは、看護師への転職を試みる人向けの求人を保有しており、書類作成・面接対策などを無料で受けられるサイトです。
しかし、ネット上では「転職サイトは使わない方がいい」とネガティブな噂が流れているため、看護師の転職を検討している人はその理由が気になるでしょう。
そこでこの記事では、看護師が転職サイトを使わない方がいいと言われている理由についてご紹介し、使わない方がいい人の特徴まで解説します。
看護師は転職サイトを使わない方がいいと言われる理由
看護師転職サイトは、看護師への転職を試みる人たちが、無料で転職サポートを受けられるため、一見メリットしかないように見えます。
しかし、ネットでは看護師転職サイトは使わない方がいいと噂されているのも事実です。ここでは、その理由について5つをご紹介します。
- アドバイザーからの連絡がしつこい
- 希望する条件の求人がない
- 転職を急かされる
- 病院側が転職サイトにマイナスイメージを抱いている
- 年収が低く設定される可能性がある
それでは、順番に解説します。
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アドバイザーからの連絡がしつこい
看護師転職サイトを利用した人の中には、アドバイザーから連絡がしつこいという口コミが多く見られました。この場合、アドバイザーと利用者との連絡頻度が合わないことが考えられます。
連絡頻度が合わないと、何度か連絡が来ることがあり、鬱陶しく感じやすいです。特にアドバイザーとしては、優秀な人材をなるべく早く企業へ入社させたいという思いがあるため、必然的に連絡も多くなる傾向があります。
担当のアドバイザーによって連絡頻度が異なることもあるため、もし連絡が鬱陶しく感じるのであれば、担当者の変更を打診しても良いでしょう。
希望する条件の求人がない
看護師転職サイトに登録したからといって、必ずしも希望する求人があるとは限りません 特に地方であれば、都市部に比べて病院数が少ない傾向にあるため、必然的に求人数は少くなります。
求人数が少ないと、自分に最適な病院を見つけにくいため、なかなか希望する求人を見つけられない可能性もあります。結果的に、転職活動がスムーズに進まないことにも繋がります。もし、希望する求人がなければ、他の転職サイトで探してみても良いでしょう。
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転職を急かされる
看護師転職サイトの中には、転職活動を急かしてくるアドバイザーもいます。そのような場合は、自分に課されたノルマを達成するために転職を急かしている可能性もあります。
看護師転職サイトは、転職希望者を病院へ転職させることができれば、自分に成果報酬が入る仕組みです。つまり、多く転職成功者を出せば、その分、成果報酬が高額となります。
実際に、担当者に課されているノルマを達成させるために、興味のない求人に無理やり応募を急かされ、自分に合わない職場に転職してしまったケースもあるでしょう。転職で後悔しないためにも、転職可否の意思表示はしっかりと行いましょう。
病院側が転職サイトにマイナスイメージを抱いている
中途採用の人材を求めている医療機関が転職サイトに求人を掲載する場合、掲載費用や成功報酬がかかります。直接応募と比較すると、コストがかかったり転職希望者とスムーズなやり取りができなかったりするなど、費用対効果が感じられにくい場合があります。
そのため、医療機関の中には、転職サイトを良く思っていない人もいるのです。転職サイトに良い印象を持たない医療機関が多いと、転職サイトに求人を掲載しなくなるため、求人数が減ってしまいます。もし、求人数が少ないと感じるのであれば、別の看護師転職サイトを利用しましょう。
年収が低く設定される可能性がある
看護師転職サイトを利用すれば、必ず年収がアップできるとも限りません。中には、採用する医療機関が転職サイト側に成功報酬を支払うため、個人の給与を安く設定することも考えられます。
転職サイトの成功報酬は、基本的に年収の数十パーセントという費用体系になっているため、採用した人の年収が低いほど、成功報酬の金額も安くなるのです。
特に小さい事業所ほど、このような傾向があるため、転職先によっては現在の職場よりも年収が低くなる可能性があります。あらかじめ年収の最低ラインを明確にしておき、求人情報の年収を確認して転職活動を行いましょう。
看護師の転職サイトを使うと不利になる?
看護師転職サイトを使わない方がいい理由についてお伝えしました。看護師は転職サイトを利用するのは不利なのでは?と感じる人もいるかもしれませんが、実際のところ転職サイトを使って不利になることは基本的にありません。
しかし、転職サイトはコストがかかるため、直接応募の求職者と転職サイト経由の求職者では、前者を優先する傾向があります。そのため、両者同じタイミングで応募が重なると、転職サイト経由の求職者は不利になる可能性があります。
とは言っても、実際に同じタイミングで看護師が応募するということはあまり考えにくいです。看護師転職サイトを使うことで得られるメリットはそれ以上あるので、積極的に利用しても問題ないでしょう。
看護師転職サイトを使わない方がいい人
不利になりにくいとはいえ、看護師転職サイトを使う必要がない人もいます。特に以下3つに該当する人は看護師転職サイトを利用するべきではありません。
- 国公立病院への転職を希望する方
- 転職したい病院が決まっている方
- 断るのが苦手な方
それでは、順番に解説します。
国公立病院への転職を希望する人
国公立病院への転職を希望する人には、転職サイトの利用はおすすめしません。理由は、国立病院の求人は極めて少ないからです。一般的に、国公立病院は毎年たくさんの新卒看護師が入職するため、中途採用にコストをかけません。
基本的に直接応募によって人材を集めているため、転職サイトで国立病院の求人を探しても見つかりにくいでしょう。国公立病院への転職を希望する人は、転職サイトではなく直接応募を検討しましょう。
転職したい病院が決まっている人
転職を検討している看護師の中で、転職したい病院が明確になっている場合は、転職サイトの利用は不要です。働きたい病院が明確に決まっている場合は、その病院のホームページなどから直接応募した方がスムーズにやり取りすることができ、コストもかからないため病院側にもメリットがあります。
転職サイトは、あくまで「自分の適性がわからない」「行きたい職場が見つからない」などの人が使うのに適しています。そのため、転職先が明確になっている人は、自分で直接応募するのをおすすめします。
断るのが苦手な人
自分が希望する求人の提案をされても、断れずに雰囲気に流されやすい人は、転職サイトを利用する際は注意が必要です。転職サイトの中には、求人への応募を急かしてくるアドバイザーも存在するため、断れないとなれば、納得のいく転職ができないこともあるでしょう。
仮に、雰囲気に流されたまま転職活動が進み、採用されてしまうと、入社後に後悔することにもなりかねません。断るのが苦手な人は、自分で病院のホームページなどを確認し、働きたいと思えるところがあれば直接応募していくことをおすすめします。
看護師転職サイトのメリットデメリットまとめ
最後に、看護師転職サイトを利用するメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
看護師サイトのメリットは、以下の通りです。
- 無料で転職支援が受けられる
- 自分に最適な職場を見つけられる
- 医療機関の内部事情を把握できる
- 転職後もサポートを受けられる
- 非公開求人を紹介してもらえる
看護師転職サイトを利用すれば、面接対策や書類添削など、充実した転職支援が受けられます。自分に最適な求人や医療機関の内部事情なども把握できるため、効率よく転職活動を進めたい人にはおすすめできます。
デメリット
看護師サイトのデメリットは、以下の通りです。
- 連絡がしつこいケースがある
- 求人を急かされることもある
- 希望する求人があるとは限らない
- 直接応募するより手間がかかりがち
看護師転職サイトに登録すると、連絡が多かったり求人への応募を急かされたりする場合があります。簡単に言えば、「なんか面倒くさい」から使いたくないという人は多いでしょう。
自分のペースで転職活動をしたい人や転職を急いでいない方は、転職サイトを利用しない方が良いかもしれません。
まとめ
本記事では、看護師が転職サイトを使わない方がいいと言われている理由についてご紹介し、使わない方がいい人の特徴まで解説しました。 連絡がしつこかったり転職を急かされたりする場合もあり、使わない方がいいと言われがちです。
しかし、自分に最適な求人を見つけられたり無料で転職支援が受けられたりなどのメリットもあります。 転職サイトを利用するメリット・デメリットを把握した上で、転職サイトを利用して転職活動を行うべきか判断しましょう。